大久保と寿人を比較してみると――。

降格は免れたものの、今季は下位に低迷した仙台。攻撃面をテコ入れできず、確固たるスタイルを築けないようでは、来年も同じことの繰り返しになるだろう。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)
そんな大久保と、広島の寿人という稀代のストライカーを比べると、足もとにボールが入った時にその違いが顕著に表われる。どちらも点を取ることに関しては他の追随を許さず、J1での通算得点では1位タイの寿人が1点だけ上回るものの(編集部・注/1位タイ:佐藤=157得点、3位:大久保=156得点)、マイボールにして相手のプレッシャーを受けた時、大久保のほうが球際で粘りを見せて、なかなか奪われない強さがある。
より前線の起点になれるのは大久保であり、チームとしては彼がいることで攻撃のバリエーションが増える。言うなれば、川崎のCFはひとりでふたり分の仕事ができる選手だ。
最後に、仙台について触れると、いろんな面で変わっていかなければ、来年も同じことの繰り返しになるかもしれない。とりわけ、攻撃面のテコ入れは急務。ある程度、守備は計算できるけど、こと得点を取りに行こうとした時、迫力もパターンもなさすぎる。川崎のような攻撃的なチームとの対戦で、よりそう強く感じたのかもしれない。
確固たるスタイルもまだ築けていない。逆に言えば、発展途上にあるのかもしれないから、冬の補強策も含めて、さらなる成長と進化を期待したい。
より前線の起点になれるのは大久保であり、チームとしては彼がいることで攻撃のバリエーションが増える。言うなれば、川崎のCFはひとりでふたり分の仕事ができる選手だ。
最後に、仙台について触れると、いろんな面で変わっていかなければ、来年も同じことの繰り返しになるかもしれない。とりわけ、攻撃面のテコ入れは急務。ある程度、守備は計算できるけど、こと得点を取りに行こうとした時、迫力もパターンもなさすぎる。川崎のような攻撃的なチームとの対戦で、よりそう強く感じたのかもしれない。
確固たるスタイルもまだ築けていない。逆に言えば、発展途上にあるのかもしれないから、冬の補強策も含めて、さらなる成長と進化を期待したい。