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金田喜稔がアフガニスタン戦を斬る! 選手たちは称えたい。しかし日本代表の強化につながらない「大勝」だけにジレンマを抱いてしまう。

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェスト編集部

2015年09月09日

日本が外へ出て行かなければ、真の強化にならない。それはもはや明白だ。

本田が6点目を捻じ込む。良いゴールではあった……。ただ相手の力を考えれば、この「大勝」がチームの強化につながった、と思うのは危険だ。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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 これでは、列強国との差が縮まっていくはずがない。
 
 この状況では、さあ、ロシア・ワールドカップだという時に、まず、勝負にならないだろう。ブラジル大会の二の舞になりかねない。
 
 より、具体的な提案をしたい。
 
 親善試合をするために、日本がヨーロッパなどへ出て行くしかない。それはもはや、明白であると言える。
 
 EURO予選は10月、プレーオフは11月で終わる。本大会は来年6月から7月までフランスで開催される。
 
 ヨーロッパでもワールドカップ予選が始まるが、EURO前後などには力のあるチームと戦うチャンスはある。予選で敗れたとはいえ実力国も数多くいる。また、ヨーロッパに渡って、南米やアフリカの代表国と対戦することもできる。
 
 ヨーロッパにこだわらず、アメリカやメキシコなどとの今の実力差を知る機会を作っても良いはずだ。
 
 近年、日本も何度かそういったマッチメイクをしてきているだけに、そのスタンスをスタンダードにしていくべきではないか。
 
 もちろん、時には日本で試合することも大切に違いない。それでも、基本はアウェーで強豪国と対戦する機会を優先する――という姿勢を打ち出す時に来ていると思う。
 
 日本が外へ出て行かなければ、真の強化にはつながらない。
 
 香川と岡崎の2ゴール、本田も、森重も決めて、アフガニスタンに大勝を飾った――。
 
 今回結果を残した選手たちは、本当によくやったと思う。ただし、日本協会のスタッフは、この大勝に浮かれていてはいけない。
 
 彼らをより逞しく成長させるためには、先を見据えて、これまでにはなかったような、強化策を打ち出していくことが求められる。
 
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