東アジアカップ後に勢いを増す柴崎、山口――日本代表メンバーの近況報告|国内組編

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェスト編集部

2015年08月28日

東アジアカップ後のリーグ戦で勢いを失いつつある永井。指揮官の高評価に応えられるか?

不発に終わった東アジアカップでフォームを崩したのか、永井はその後のリーグ戦でもパッとしない。高い評価を与える指揮官の期待に応えたい。(C) SOCCER DIGEST

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FW
興梠慎三(浦和)
今季成績(J1):18試合・8得点
平均採点:6.00(FW部門4位相当)※ただし出場時間が足りないため(総試合時間の3分の2以上)、ランク外
 
 第1ステージ途中に怪我から完全復活すると、CFとして浦和の攻撃を牽引。第2ステージ・8節の仙台戦では巧みなポジション取りから、武藤の決勝ゴールをアシストした。前線の感覚的なポジション取りとボールを引き出す技術、それにキープ力は日本人の中でも抜きん出ている。
 
 その“最前線にボールを引き出す力”が、香川、本田ら1.5列目や2列目の選手と、いったいどのような化学反応を起こすのか――。そのあたりの楽しみも膨らむ。
 
FW
永井謙佑(名古屋)
今季成績(J1):25試合・6得点
平均採点:5.88(FW部門10位)
 
 第2ステージの序盤戦では躍動感を示し、名古屋の上位進出の原動力となった。しかし、東アジアカップ後のリーグ戦では勢いはなく、8節のFC東京戦でも二度の決定機を外すなど序盤戦の好調ぶりは陰を潜める。
 
 代表ではいまだ本領を発揮できていないが、「チームにスピードをもたらしてくれる」(ハリルホジッチ監督)部分を評価する指揮官の期待に応えたい。
 
FW
宇佐美貴史(G大阪)
今季成績(J1):24試合・16得点
平均採点:5.88(FW部門10位)
 
 先日の東アジアカップでは目立った活躍を見せられなかったが、JリーグやACLでは随所に攻撃性能の高さを発揮しており、その能力を疑う者はいない。現在23歳で、3年後のロシア・ワールドカップは26歳と盛年で迎えるだけに、ハリルホジッチ監督もエース候補として期待を寄せている。
 
 事実、現体制下で招集されたFW陣において、宇佐美は唯一全試合に出場しているのだ。最近のG大阪では、代表と同じ左MFでの起用が続く。長谷川監督から怠惰な守備を叱責された試合もあったが、本人は徐々に“コツ”を掴み始めており、近いうちにひと皮むけそうな気配も漂う。
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