• トップ
  • ニュース一覧
  • 【日本代表/メンバー選考検証&スタメン予想】矛盾をはらんだ招集23人。なぜ浦和の武藤を外したのか

【日本代表/メンバー選考検証&スタメン予想】矛盾をはらんだ招集23人。なぜ浦和の武藤を外したのか

カテゴリ:日本代表

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2015年08月27日

“目先”に捉われ過ぎている感も否めない。

9月シリーズの予想スタメンで、カッコ内の選手はサブという位置付け。中盤は長谷部と山口の2ボランチで、香川がトップ下になる可能性もあるだろう。

画像を見る

 8月27日、9月のワールドカップ・アジア予選(3日のカンボジア戦、8日のアフガニスタン戦)に挑む日本代表のメンバー23名が発表された。ハリルホジッチ監督が会見の席で「3年後のワールドカップを見据えている」とコメントした割には、“ガチ”な面子になった印象だ。

【Photo】9.3カンボジア戦&9.8アフガニスタン戦に向けたメンバー23人
 
 直近の4試合でアジア勢に1勝もできていない焦りだろうか、目先の試合・結果に捉われ過ぎている感も否めない。ハリルホジッチ監督自ら「疲れているように見える」と言った宇佐美を、なぜ招集したのか。“3年後”を想定しているなら、代わりに20歳の浅野(広島)を呼んでもよかったはずだ。
 
 東アジアカップで2ゴールを決めた武藤(浦和)の落選も解せない。

 同大会でアピールに成功した米倉を左SBとして招集した理由が「東アジアカップでの好パフォーマンス。良い働きをすればメンバーに入れる」(ハリルホジッチ監督)なら、同大会でノーゴールだった永井ではなく、武藤こそエントリーされるべきではなかったか。
 
 またCFの一番手・岡崎の控えとして選ばれたのも、「大久保(川崎/33歳)と豊田(鳥栖/30歳)は年齢的に考えると……」と話しておきながら、29歳で豊田と同じ北京五輪世代の興梠である。興梠の実力にケチをつけているわけではなく、ハリルホジッチ監督の選考基準にいまひとつ一貫性が感じられないのは不安要素だ。
 
 目先の結果だけを追うのか、それとも3年後を見据えているのか、今回のメンバー選考からは、明確な指標が見えなかった。
 
 川島の落選はさして大きなトピックではない。フリーの状態(8月27日時点で所属クラブは未確定)で、しかも試合勘に不安があるのだから、むしろ外されて当然という見方もできる。
 
 その意味では、インテルで出番に恵まれていない長友もあえて招集する必要はなかっただろう。イタリアで去就問題に揺れている彼の現状を考えれば、今回は見送る“勇気”があっても良かった。
 
【関連記事】
【日本代表/会見要旨・質疑応答編】PKゼロは「ノーマルではない」
【日本代表】川島が外れる。9月のW杯アジア2次予選へ向け招集メンバーを発表!
【移籍市場超速報】左SBの「ドミノ移籍」で取り残されたインテルが狙うのは? 長友はどうなる!?
【連載】現地ベテラン記者が香川を密着レポート「見せつけた“特別なクオリティー”」
完敗のU-22代表を視察したハリルが警鐘を鳴らす。「残念なことが起きる――みんなが目覚めなければいけない」

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ