東アジアカップ後に勢いを増す柴崎、山口――日本代表メンバーの近況報告|国内組編

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェスト編集部

2015年08月28日

指揮官好みの激しさを見せる丹羽は、ユーティリティ性のあるプレーぶり。

東アジアカップで遅咲きのデビューを飾った丹羽。その闘志あふれるプレースタイルは指揮官好み。(C) SOCCER DIGEST

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DF
丹羽大輝(G大阪)
今季成績(J1):25試合・0得点
平均採点:5.90(DF部門12位)
 
 東アジアカップの第3戦・中国戦では右SBで起用され、8月26日のACL準々決勝第1戦・全北現代戦でも右SBで出場した(※米倉の負傷欠場も影響)。G大阪での主戦場はCBながら、SBでのプレーも板に付いてきた。
 
 CBとSBをこなすユーティリティ性に加えて、1対1の守備で見せる粘り強さと球際での激しさは、まさにハリルホジッチ監督好み。守備に関しては一定の安定感があるとはいえ、SBとしての展開力や打開力、クロス精度などはまだ物足りない。そうした点を改善できれば、定位置確保も見えてくる。
 
DF
槙野智章(浦和)
今季成績(J1):24試合・2得点
平均採点:6.08(DF部門2位)
 
 ハリルホジッチ体制下で通算6試合にフル出場し、招集メンバーの中で出場時間は“最長”を誇る。浦和では3バックの左ストッパーを主戦場とし、1対1の「デュエル」で強さを発揮。空中戦でも負けていない。湘南戦では攻撃参加から決勝ゴールを奪い、“DFW”の本領を発揮した。
 
 代表でもキリンチャレンジカップのイラク戦でCKからゴールを決めたように(日本が4-0で勝利)、セットプレー時の得点力も武器。もうひとつの特長である大きな声で、ラインをコントロールし、チーム全体を鼓舞する。
 
DF
森重真人(FC東京)
今季成績(J1):23試合・6得点
平均採点:5.93(DF部門10位)
 
 東アジアカップ後、最初のリーグ戦(第2ステージ・7節)では、G大阪を相手に及第点以上の守備を披露。55分にはドリブルで突進してきた宇佐美をテクニカルファウルで止め、失点のピンチを防ぐなど老獪さも光った。
 
 今年6月の代表2連戦で出番がなかった悔しさを糧にさらなる成長を求めてきた。9月シリーズの目標のひとつは、レギュラーポジションの奪取。チーム内のサバイバルを勝ち抜き、ピッチで持ち前のフィジカルと得点力も見せつけたい。
 
DF
米倉恒貴(G大阪)
今季成績(J1):23試合・1得点
平均採点:5.80(DF部門19位)
 
 G大阪では不動の右SBながら、ハリルホジッチ監督は「左SBの候補」と断言。また招集の意図を「東アジアカップのパフォーマンスを受けて呼んだ。良い試合をすれば代表に入れるというメッセージです」と語り、指揮官が求めるデュエル(1対1の強さ)を高く評価された形だ。
 
 機を見た上がりと運動量も目を見張るものがあるだけに、攻撃面でどれだけ存在感を発揮できるかがポイントになる。「藤春との競争。藤春が疲れているので米倉を呼んだ」(ハリルホジッチ監督)という危うい立場だけに、練習から猛アピールが必要だ。
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