東アジアカップ後に勢いを増す柴崎、山口――日本代表メンバーの近況報告|国内組編

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェスト編集部

2015年08月28日

首位・鹿島を支える柴崎はここ5試合で3得点とゴールを意識したプレーを見せる。

不完全燃焼に終わった東アジアカップ後、リーグ戦ではより得点に絡む仕事が増えた。首位に立つ好調・鹿島の原動力だ。(C) SOCCER DIGEST

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MF
山口 蛍(C大阪)
今季成績(J2):25試合・1得点
平均採点:6.04(MF部門7位)
 
 東アジアカップでは全3試合にフル出場し、代表初ゴールをマーク。大会から6日後の岐阜戦では「疲れているが……」と語っていたが、本誌MOMとなる活躍で、チームの勝利に貢献(○1-0)した。
 
 そして続く23日の大分戦では今季リーグ初ゴールとなる強烈なミドルを突き刺し、右肩上がりのパフォーマンスで好調ぶりをアピール。過酷な昇格争いのなか、代表戦と出場停止を除く25試合にフル出場中と、疲労は溜まっているはず。しかし、その素振りも見せず、充実のパフォーマンスを維持している姿は、ワールドカップ予選へ向け頼もしい限りだ。
 
MF
遠藤 航(湘南)
今季成績(J1):23試合・4得点
平均採点:6.00(DF部門6位)
 
 8月22日の第2ステージ・8節の川崎戦では、3バックの右ストッパーとして大久保らへのクサビのパスを確実に止めて起点を作らせなかった。さらにボール奪取から攻撃の始点役にもなり、劇的な逆転勝利に貢献した。
 
 この試合に視察に訪れていたハリルホジッチ監督へ、しっかりアピールできた。東アジアカップでは4バックの右SBとボランチで出場した“日本のラーム”が、今度はどのように起用されるかも注目だ。
 
MF
柴崎 岳(鹿島)
今季成績(J1):21試合・5得点
平均採点:6.25(MF部門1位)
 
 東アジアカップは不完全燃焼に終わったものの、帰国後は鹿島で不動のボランチとして君臨。巧みな配球とタイミングの良い飛び出しで攻撃を活性化し、第2ステージの首位キープに大きく貢献している。4節から就任した石井監督の下では、ここ5試合で3得点と結果を残しており、本人はゴールに直結する仕事を意識している様子だ。
 
 今回のメンバー選出に関しては、「ワールドカップ予選は長いスパンで開催されますが、あまり先のことは考えずに目の前の試合に集中し、最良の結果を得られるようにベストを尽くします」とコメント。「結果が求められる大事な試合」という重要な2試合に向け、「コンディションを整えて臨みたい」と徐々に集中力を高めている。

【PHOTO】日本代表のワールドカップ予選での激闘
 
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