決勝T進出が目標ならば田中碧&板倉で十分かもしれない。だが…
アルゼンチンとの2連戦で改めて顕著になったのは、ボランチの重要性だ。中山と渡辺皓太(横浜F・マリノス)が組んだ第1戦は、前線に効果的なパスを出せず、攻撃が分断されていた。だが、出場停止で初戦を欠場した田中碧(川崎)と板倉が組んだ2戦目は劇的に改善。球際でも負けず、奪ったボールをスムーズに攻撃陣に展開した。
決勝トーナメント進出が目標であれば、この2人を軸に考えればいいかもしれない。ただ、金メダルを狙うのであれば、中2~3日での6試合を2人で乗り切るのは難しいし、出場停止や故障のリスクもある。やはり、ここはA代表で圧巻のパフォーマンスを見せている遠藤航をオーバーエイジで入れたいところだ。ブンデスリーガでトップクラスのデュエル勝利数を誇る守備力だけでなく、攻撃のスイッチを入れる縦パスも魅力。これほど絶大な存在感を発揮している“旬”の選手を入れない手はない。
遠藤、田中碧のバックアッパーにCBと兼用の板倉がいて、中山や原も中盤でプレーできるため、田中駿汰(北海道コンサドーレ札幌)や怪我で長欠中の齊藤未月(ルビン・カザン)は選外とした。
決勝トーナメント進出が目標であれば、この2人を軸に考えればいいかもしれない。ただ、金メダルを狙うのであれば、中2~3日での6試合を2人で乗り切るのは難しいし、出場停止や故障のリスクもある。やはり、ここはA代表で圧巻のパフォーマンスを見せている遠藤航をオーバーエイジで入れたいところだ。ブンデスリーガでトップクラスのデュエル勝利数を誇る守備力だけでなく、攻撃のスイッチを入れる縦パスも魅力。これほど絶大な存在感を発揮している“旬”の選手を入れない手はない。
遠藤、田中碧のバックアッパーにCBと兼用の板倉がいて、中山や原も中盤でプレーできるため、田中駿汰(北海道コンサドーレ札幌)や怪我で長欠中の齊藤未月(ルビン・カザン)は選外とした。
2列目は5人を選んだ。今回は故障で辞退した堂安律(ビーレフェルト)と久保は文句なしで選出。右サイドとトップ下で、このチームの軸となるべき2人であり、そのパフォーマンが浮沈のカギを握ると言っても過言ではない。
しかし、とりわけ後者は決定力に課題があり、誰が点を取るんだと考えた時、A代表でゴールを量産している南野拓実は呼びたい存在だ。ただ、オーバーエイジの3つめの枠はCFで使いため(南野を最前線で起用する手もあるが)、迷いながらもメンバーには入れなかった。
よって、左サイドは、相馬勇紀(名古屋グランパス)、三笘、前田大然(横浜)が、コンディションや対戦相手、チームの状況によって日替わりでローテーションするようなイメージになる。いずれも途中出場でも流れを変えられる打開力を備えている。
そのなかで相馬をレギュラー候補としたのは、アルゼンチン戦のパフォーマンスが秀逸だったから。また、前述した「試合の中で3バックに移行」の際には、左ウイングバックとして振る舞える利点もある。一方、三笘は先発した初戦で持ち味を発揮できず、メンバー入りを疑問視する声もあるが、Jリーグであれほど飛び抜けたパフォーマンスを発揮しているだけに、現状では入れておくべきだと考える。
今回のアルゼンチン戦では、故障で招集外となった前田は、やはりあの抜群のスピードは魅力。今季はクラブでも好調で、切り札として選出しておきたい。逆に、三好康児(アントワープ)は堂安や久保と同じレフティで役割が被り、“代役”としては適任だが、途中出場で投入する“カード”しては物足りなさが残るため、アピール不足だった食野亮太郎(リオ・アベ)らとともに選外とした。
しかし、とりわけ後者は決定力に課題があり、誰が点を取るんだと考えた時、A代表でゴールを量産している南野拓実は呼びたい存在だ。ただ、オーバーエイジの3つめの枠はCFで使いため(南野を最前線で起用する手もあるが)、迷いながらもメンバーには入れなかった。
よって、左サイドは、相馬勇紀(名古屋グランパス)、三笘、前田大然(横浜)が、コンディションや対戦相手、チームの状況によって日替わりでローテーションするようなイメージになる。いずれも途中出場でも流れを変えられる打開力を備えている。
そのなかで相馬をレギュラー候補としたのは、アルゼンチン戦のパフォーマンスが秀逸だったから。また、前述した「試合の中で3バックに移行」の際には、左ウイングバックとして振る舞える利点もある。一方、三笘は先発した初戦で持ち味を発揮できず、メンバー入りを疑問視する声もあるが、Jリーグであれほど飛び抜けたパフォーマンスを発揮しているだけに、現状では入れておくべきだと考える。
今回のアルゼンチン戦では、故障で招集外となった前田は、やはりあの抜群のスピードは魅力。今季はクラブでも好調で、切り札として選出しておきたい。逆に、三好康児(アントワープ)は堂安や久保と同じレフティで役割が被り、“代役”としては適任だが、途中出場で投入する“カード”しては物足りなさが残るため、アピール不足だった食野亮太郎(リオ・アベ)らとともに選外とした。