冨安がいても吉田が必要な理由は?
右SBは、アルゼンチン戦で先発を分け合った菅原由勢(AZ)と原輝綺(清水エスパルス)を選んだ。オランダやヨーロッパリーグで揉まれ、逞しくなった前者はアルゼンチン相手にも臆することなく戦えていた印象。左SBでもプレーできるのも強みだ。2戦目で攻守にアグッレシブな姿勢を見せた後者も、両SBに加えてCBやボランチでもプレーでき、ベンチにひとり置いておきたい選手だ。ただ、橋岡大樹(シント=トロイデン)も新天地ベルギーでの活躍次第では、入り込む余地はある。
A代表と同じく人材不足の左SBには、中山雄太(ズウォーレ)を選出。ボランチやCBもこなせるキャプテンは、このチームでは主にボランチを担ってきたが、アルゼンチン戦で板倉滉(フローニンヘン)の中盤起用が当たったこともあり、このポジションに回した。試合中に左CBとなり、3バックに変更することも可能だ。今回招集された古賀太陽(柏レイソル)、旗手怜央(川崎フロンターレ)、中野伸哉(サガン鳥栖U-18)はメンバーに割ってはいるほどのアピールはできなかった。
A代表と同じく人材不足の左SBには、中山雄太(ズウォーレ)を選出。ボランチやCBもこなせるキャプテンは、このチームでは主にボランチを担ってきたが、アルゼンチン戦で板倉滉(フローニンヘン)の中盤起用が当たったこともあり、このポジションに回した。試合中に左CBとなり、3バックに変更することも可能だ。今回招集された古賀太陽(柏レイソル)、旗手怜央(川崎フロンターレ)、中野伸哉(サガン鳥栖U-18)はメンバーに割ってはいるほどのアピールはできなかった。
CBにはオーバーエイジ枠で吉田麻也(サンプドリア)を招集したい。その吉田とA代表でコンビを組む冨安健洋(ボローニャ)がいるとはいえ、この五輪代表での活動はほとんどしておらず、どこまで守備を統率できるかは未知数な部分もあるからだ。
クラブでの高い評価はむしろ右SBやポリバレントなプレーヤーとして受けているもので、CBとしてはポテンシャルの高さを称賛されながらも、対応の拙さをイタリア・メディアから指摘される試合も少なくない。森保ジャパンでの抜群の安定感は、やはり相棒の吉田がいるからこそで、32歳のCBはメンバー入りさせるべきだろう。
前述したように、先制点が非常に重要になるこのチームでは、アルゼンチン戦のような安易な失点を絶対に避けなければならない。そういう意味でも、このA代表のレギュラーコンビが最終ラインに入れば、安定感はぐっと増す。
バックアッパーは渡辺剛(FC東京)や町田浩樹(鹿島)も捨て難いが、瀬古歩夢(セレッソ大阪)を推したい。先発した北九州でのアルゼンチン戦では、デュエルで引けを取らなかったうえ、自慢のフィードで見事に林の先制ゴールをアシストしてみせた。例えばリードしている場面でクローザーとして投入されれば、前掛かりになった敵の裏のスペースを突くパスでカウンターのチャンスを作り出すことができるだろう。
クラブでの高い評価はむしろ右SBやポリバレントなプレーヤーとして受けているもので、CBとしてはポテンシャルの高さを称賛されながらも、対応の拙さをイタリア・メディアから指摘される試合も少なくない。森保ジャパンでの抜群の安定感は、やはり相棒の吉田がいるからこそで、32歳のCBはメンバー入りさせるべきだろう。
前述したように、先制点が非常に重要になるこのチームでは、アルゼンチン戦のような安易な失点を絶対に避けなければならない。そういう意味でも、このA代表のレギュラーコンビが最終ラインに入れば、安定感はぐっと増す。
バックアッパーは渡辺剛(FC東京)や町田浩樹(鹿島)も捨て難いが、瀬古歩夢(セレッソ大阪)を推したい。先発した北九州でのアルゼンチン戦では、デュエルで引けを取らなかったうえ、自慢のフィードで見事に林の先制ゴールをアシストしてみせた。例えばリードしている場面でクローザーとして投入されれば、前掛かりになった敵の裏のスペースを突くパスでカウンターのチャンスを作り出すことができるだろう。