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【THIS IS MY CLUB】“在籍24年目”の柿谷曜一朗が語る「セレッソへの正直な想い」と「理想と現実の葛藤」

カテゴリ:Jリーグ

多田哲平(サッカーダイジェスト)

2020年07月03日

「16年はみんなの昇格への気持ちが重なった」

キャプテンを担い、J1昇格を果たした16年シーズン。柿谷はチームプレーに徹した。(C)SOCCER DIGEST

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――近年は特にその“理想と現実”の狭間で葛藤していたように見えます。バーゼルから戻ってきた16年は、チームプレーに徹していた印象でしたが。

「その通りです。バーゼルから帰ってきた年は、それこそ徳島から帰ってきた年に似ていて。チームがJ1に上がるためにはなんでもやってやろうっていう覚悟でした。スイスでプレーして痛感したんですよね。向こうの選手はみんな、ここぞっていう試合では何がなんでも勝とうとする。

 その気概が日本人とは比べ物にならんくらい強い。変な話、どんな手を使ってでも勝とうとするんですよ。『汚い』とか『せこい』とか、そういう言葉は言い訳にならんというのを、身をもって感じた。その気持ちを持って帰っていたので、チームのために何ができるかを100パーセント考えていました」
 
――自分を押し殺してでも?
「結構そういう考えが強かったかな。同じタイミングで(杉本)健勇(現・浦和)も川崎から帰ってきていて。あいつの振る舞いも以前と変わっていましたし、夏にドイツから帰ってきた(山口)蛍(現・神戸)も。僕らユース育ちの選手ってみんな、『さあ、ひとつにまとまろう』っていうタイプではなかったんですよ。

 悪く言ってしまえば、ちゃらんぽらんというか。でも、そういう選手たちがいろんな経験をしてこのクラブに帰ってきて、『俺たちが絶対にJ1に上げる』って躍起になっていた。その気持ちが重なったから、みんながひとつの方向に向けたんだと思うんです。

 そしてシャケさん(酒本憲幸)がおったのも大きかった。日常生活でもピッチでもチームを引っ張ってくれた。『この人と一緒にJ1に戻って、J1でタイトルを取りたい』って人も多かったし、そういう存在がいたから、みんながまとまれたんだと思うんです」
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