• トップ
  • ニュース一覧
  • 【THIS IS MY CLUB】“在籍24年目”の柿谷曜一朗が語る「セレッソへの正直な想い」と「理想と現実の葛藤」

【THIS IS MY CLUB】“在籍24年目”の柿谷曜一朗が語る「セレッソへの正直な想い」と「理想と現実の葛藤」

カテゴリ:Jリーグ

多田哲平(サッカーダイジェスト)

2020年07月03日

「変わらないけない部分と変えてはいけない部分」

徳島へのレンタル移籍はプロとして生きるうえで転機に。同時にセレッソへの想いが強まったきっかけにも。(C)SOCCER DIGEST

画像を見る

――徳島で精神的に成長したのは有名な話ですが、同時にクラブへの想いも強くなったと。

「一度セレッソに突き放されて、徳島に拾ってもらえへんかったら、おそらく僕はプロサッカー選手をここまで続けていられなかったと思うんですよ。徳島での2年半は、サッカー選手として生きていくことがどういうことなのか、プロとしての見られ方みたいなものを学んだ期間でした。

 それから22歳の時にセレッソに帰ってきた時には、今までセレッソにおったことは忘れよう、いちからサポーターに認めてもらおうと、そういう気持ちでした」

――とはいえ、アカデミー時代も含めれば今年で在籍通算24年ですから、年々積みあがっていくクラブに対する責任感も相当感じているのでは?

「それはありますし、その重さは理解しているつもりです。これまで良い時も悪い時も、いろんなセレッソを見てきました。その過程で、セレッソというクラブにも変わらないけない部分と変えてはいけない部分があるし、俺自身も変えたくない部分と変わらなあかん部分がある。

 そういうものを踏まえて、僕自身セレッソをより良いクラブしたいと考えています。セレッソを自分が小さい頃憧れていた“プロの集団”にしたいし、それを若い世代の子らに見せてあげたい。この年になってそう思うようになったし、それはこのチームにずっとおるから分かることなのかなと」
 
――柿谷選手自身が“変えたくない部分と変わらなあかん部分”……具体的に言うと?

「貫くべきところと、周りに合わせるべきところというか。サッカー選手なら誰しもが理想の考えやスタイルを持っているはずですけど、必ずしも、それを表現できるかと言えば、そうではない。

 チームの戦術を優先する時もあるし、想定していない役割を任せられるかもしれない。自分の理想を追求することは、僕にとってサッカーをやる意味でもある。それは変えたくない部分。ただ現実とのバランスをもっと上手く取る必要もある。つまり、それは変わらなあかん部分だと思っています」
【関連記事】
【THIS IS MY CLUB】“ミスターセレッソ”森島寛晃社長が語るクラブ愛と異例のシーズン「この状況をなんとかせなあかんと…」
【セルジオ越後】再開Jリーグ、注目は昨季V逸のFC東京! コロナ禍の影響を受けそうなチームは?
“2大司令塔”小野伸二×大島僚太の特別対談が実現!大島が見本にしている小野のプレーは…
「ガンバは勢いに乗ると止められない」セレッソ柿谷曜一朗が“大阪ダービー”に向けて描く青写真「吉村知事も…」
小野伸二が選ぶJ歴代ベスト11「“魅せる”がコンセプト!でも言い争いが絶えないかも」

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ