優勝シャーレが等々力に
試合後の優勝セレモニーでは、首位の鹿島のゲームで用意されていた優勝シャーレが間に合わず、「CHAMPIONS」とデザインされたボードや自前の特性の桶を選手たちは掲げた。
それでも試合後の特別インタビューの際、小林の下にシャーレが到着。「来ました!」と呼びかけるクラブ広報に、満面の笑みで応じる小林。筆者とカメラマンはキャプテンが初めてシャーレを手にする瞬間に立ち会う幸運にも恵まれた。
それでも試合後の特別インタビューの際、小林の下にシャーレが到着。「来ました!」と呼びかけるクラブ広報に、満面の笑みで応じる小林。筆者とカメラマンはキャプテンが初めてシャーレを手にする瞬間に立ち会う幸運にも恵まれた。
前述したようにルヴァンカップは決勝で敗れ、ACLでは準々決勝で浦和にまさかの大逆転負けを喫した。それでもリーグ戦は20節のFC東京戦から無敗(11勝4分)、得点数(71得点)はリーグトップで、失点数(32失点)はリーグで3番目の少なさという上々の数字だ。1敗のみとホームでの無類の強さも光った。
中村は18年シーズンの開幕前に17年のチームを「15年間所属してきたなかで去年のチームが一番、強いと感じた。上手いだけでなくて、隙を見せないとか、負け試合を引き分けに持って行くとか、勝負強さがあった」と評している。
風間八宏監督の下で技術力を極めたチームは、この年に就任した鬼木達監督の下で、守備力を強化。泥臭く、球際の勝負でも負けないチームへと成長した。中村の言葉にもあるように、傍から見ていてもリーグ戦では“負ける気がしない”強さがあった。この後、黄金期へと入るチームは、17年に記憶に残る歓喜の瞬間を迎えたのだった。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
中村は18年シーズンの開幕前に17年のチームを「15年間所属してきたなかで去年のチームが一番、強いと感じた。上手いだけでなくて、隙を見せないとか、負け試合を引き分けに持って行くとか、勝負強さがあった」と評している。
風間八宏監督の下で技術力を極めたチームは、この年に就任した鬼木達監督の下で、守備力を強化。泥臭く、球際の勝負でも負けないチームへと成長した。中村の言葉にもあるように、傍から見ていてもリーグ戦では“負ける気がしない”強さがあった。この後、黄金期へと入るチームは、17年に記憶に残る歓喜の瞬間を迎えたのだった。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)