「とにかく、すべての体験をリッチにしたい」
――5Gになると、具体的にどう変わっていくのですか?
「動画とか、コンテンツの流通が本当にスムーズになる。たとえば、試合を見ながら気になる選手のスタッツをすぐ見れたり、お気に入りの選手だけを追うとか、視聴体験はかなり変わってくるでしょう。
パブリックビューイングも、これまで以上の臨場感を味わえるはずです。もしかしたら、スタジアムに行くより迫力ある映像で楽しめるかもしれない。アントラーズは東京のサポーターも多いですよね。鹿嶋はちょっと遠いな、女性なら夏場はメイクが崩れて大変だな、とか、いろいろあると思うんですけど、そういう場合は、渋谷でも恵比寿でも六本木でもいいから、臨場感あるパブリックビューイングで楽しんでもらえればいい。そこでアントラーズをさらに好きになってもらい、じゃあ今度はスタジアムに行ってみようか、となれば。
とにかく、すべての体験をリッチにしたいんですよ。それがテクノロジーの良さですから。テクノロジーの力で、どうやって生活に潤いを与えるか。AI(人工知能)やロボット工学が発達すれば、人間のやる仕事が減り、休みが増える。でも、なんか暇だよね、生きがいがないよね、となったら、ある意味、テクノロジーの犠牲になってしまう。
そうならないようにしたいんです。10年以上、インターネット業界でトップを走ってきましたけど、だからこそテクノロジーの負の部分も理解しているつもりです。それをちゃんとケアしたい。余暇を充実させられるように、生活を豊かにできるように。それは、これまでテクノロジーを引っ張ってきた僕の使命だと思っています」
「動画とか、コンテンツの流通が本当にスムーズになる。たとえば、試合を見ながら気になる選手のスタッツをすぐ見れたり、お気に入りの選手だけを追うとか、視聴体験はかなり変わってくるでしょう。
パブリックビューイングも、これまで以上の臨場感を味わえるはずです。もしかしたら、スタジアムに行くより迫力ある映像で楽しめるかもしれない。アントラーズは東京のサポーターも多いですよね。鹿嶋はちょっと遠いな、女性なら夏場はメイクが崩れて大変だな、とか、いろいろあると思うんですけど、そういう場合は、渋谷でも恵比寿でも六本木でもいいから、臨場感あるパブリックビューイングで楽しんでもらえればいい。そこでアントラーズをさらに好きになってもらい、じゃあ今度はスタジアムに行ってみようか、となれば。
とにかく、すべての体験をリッチにしたいんですよ。それがテクノロジーの良さですから。テクノロジーの力で、どうやって生活に潤いを与えるか。AI(人工知能)やロボット工学が発達すれば、人間のやる仕事が減り、休みが増える。でも、なんか暇だよね、生きがいがないよね、となったら、ある意味、テクノロジーの犠牲になってしまう。
そうならないようにしたいんです。10年以上、インターネット業界でトップを走ってきましたけど、だからこそテクノロジーの負の部分も理解しているつもりです。それをちゃんとケアしたい。余暇を充実させられるように、生活を豊かにできるように。それは、これまでテクノロジーを引っ張ってきた僕の使命だと思っています」
――テクノロジーには無限の可能性がある。
「もうひとつチャレンジしたいのは、地域の活性化です。人々の生活をテクノロジーでどう変えられるか。鹿嶋のように高齢者が増えている地域もあるなかで、テクノロジーの力で生活を豊かにしたい。最近では、高齢者の車の運転が問題視されたりもしますけど、それならライドシェアみたいな形で近所の人たちと一緒に病院に行くとか。自動運転もそうだし、マース(カーシェアリングなどオンラインでの配車サービス)とか、モビリティ関連のサービスはこれから注目すべきでしょう。
ヘルスケアでも需要があるだろうし、ブロックチェーン(共有できる仮想台帳)を使えば、行政の仕事もスマートになる。いろんなところでテクノロジーが地域経済を支える部分は、これからどんどん出てくると思う。それをアントラーズが発信して、リードしていければ、地域貢献にもつながっていきますよね。アントラーズにはこんな価値もあるんだって、また再認識してもらえるようにもなる」
――クラブを支える地域のことも考えて、ビジネスを展開していく。
「アントラーズからすれば、“ノンフットボール”ではあるけど、そこで大きなビジネスに発展すれば、結果的にチーム強化の資金となる。フットボールだけで、200億、300億の利益を出すのは難しい。ノンフットボールで黒字を出すことが重要。
アントラーズは強いクラブで、賞金や移籍金をあてにできるかもしれないけど、でもそれに頼らないで、会社として利益をしっかり出せれば、継続的にチームへの投資ができる。賞金や移籍金は変動するし、成績が伴わずに今年はダメだったね、というのは、僕は経営者の怠慢だと思う。いろんな事業を太らせて、会社の安定した収益でチームを強化し、常勝軍団としての再現性を高めていく。そこにチャレンジしたいんです」
「もうひとつチャレンジしたいのは、地域の活性化です。人々の生活をテクノロジーでどう変えられるか。鹿嶋のように高齢者が増えている地域もあるなかで、テクノロジーの力で生活を豊かにしたい。最近では、高齢者の車の運転が問題視されたりもしますけど、それならライドシェアみたいな形で近所の人たちと一緒に病院に行くとか。自動運転もそうだし、マース(カーシェアリングなどオンラインでの配車サービス)とか、モビリティ関連のサービスはこれから注目すべきでしょう。
ヘルスケアでも需要があるだろうし、ブロックチェーン(共有できる仮想台帳)を使えば、行政の仕事もスマートになる。いろんなところでテクノロジーが地域経済を支える部分は、これからどんどん出てくると思う。それをアントラーズが発信して、リードしていければ、地域貢献にもつながっていきますよね。アントラーズにはこんな価値もあるんだって、また再認識してもらえるようにもなる」
――クラブを支える地域のことも考えて、ビジネスを展開していく。
「アントラーズからすれば、“ノンフットボール”ではあるけど、そこで大きなビジネスに発展すれば、結果的にチーム強化の資金となる。フットボールだけで、200億、300億の利益を出すのは難しい。ノンフットボールで黒字を出すことが重要。
アントラーズは強いクラブで、賞金や移籍金をあてにできるかもしれないけど、でもそれに頼らないで、会社として利益をしっかり出せれば、継続的にチームへの投資ができる。賞金や移籍金は変動するし、成績が伴わずに今年はダメだったね、というのは、僕は経営者の怠慢だと思う。いろんな事業を太らせて、会社の安定した収益でチームを強化し、常勝軍団としての再現性を高めていく。そこにチャレンジしたいんです」