「2年前といまとではすべてが違う」風間八宏が描き出す“グランパス×DAZN”の新機軸

カテゴリ:Jリーグ

川原崇(サッカーダイジェストWeb編集部)

2019年02月21日

DAZNの中継に対してはシビアな見解も

2月23日の開幕戦では鳥栖と対戦。ジョー(右)とF・トーレス(左)によるストライカー対決に注目が集まる。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

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 風間には風間なりの、クラブが在るべき理想郷がある。
 
「自分たちは何者なのか。それを知ってもらうためには、しっかりと話をしていかなきゃいけない。もちろん愛知県でサッカーと言えばグランパスがあるんだけど、ほかにもいろんなところでやっているわけで、ちゃんと交流をしなきゃいけない。クラブの内部もアンダーカテゴリーとプロで分けるんじゃなくて、やっぱり全体でひとつのチームとして考えなきゃいけない。グラウンドが繋がった、じゃあ次は地域に繋げよう。そうした考えの下で、いまクラブ全体が動いてくれている。選手たちがメディアに積極的に出ていって目立てば、ファン・サポーターのみなさんも喜んでくれると思います」
 
 一方、解説者としてメディア側に軸足を置いていただけに、DAZNに対してはシビアな見解も持ち合わせている。「サッカーの面白さを切り取るのは大事なんだけど、いろんなものをちゃんと正確に伝えてほしい」と言って、こう続けた。
 
「解説ひとつにしても、実際に起こっているものをお客さんが見て楽しいと思えるものにしていかなければならない。絵と言葉がずれてしまったら、試合の邪魔になってしまう。今回の企画のように“中”を見せるにしても、正確なものではなければ意味がない。軽いものなら見せる価値がない。しっかりと質の高いものを提供して、一緒にやっていってもらいたい」

 いよいよ2019年シーズンの開幕が目前だ。指揮官・風間八宏はワクワクしているのか、それとも不安が先に来るのか。どちらのタイプなのだろう。
 
 くだらない質問だったようだ。
 
「どちらでもないよね。なんにせよ、やることはたくさんある。(監督に就任して)3年目だけど、チームは毎回生まれ変わってきている。楽しみはあっても不安はないですよ。最終的にどこに持っていくかを常に考えているわけだから。シーズンが始まれば、すぐに終わる。また始まるなってくらいで、その繰り返し。開幕戦にしたって特別なものにしないほうがいいし、結果に左右されてなにかを作っていくものではない。相手を倒すために集中できるか。そこが大事なんでね」
 
 進化を続ける風間グランパス。昇格2年目の今季、ファンにどこを見てほしいのか。独特の言い回しで力説する。
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