「2年前といまとではすべてが違う」風間八宏が描き出す“グランパス×DAZN”の新機軸

カテゴリ:Jリーグ

川原崇(サッカーダイジェストWeb編集部)

2019年02月21日

ファンクラブのプラチナ会員を対象としたイベントでは、本人もビックリの役割を演じた

近年の名古屋のPR戦略には目を見張るものがある。この指揮官の存在が後押ししているのは間違いないだろう。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 風間が名古屋の地を踏んだのは、いまから2年前の2017年1月。J2リーグに降格したばかりのチームを立て直して、ふたたびJ1で戦える強豪へと鍛え上げるのが、最大のミッションだ。と同時に風間は、ともすれば閉鎖的で外に対して消極性だったクラブカラーにも変化を起こしたいと感じていた。長らくメディアの仕事に従事し、それまで5年間に渡って指揮を執った川崎フロンターレで、クラブと地域の理想的な距離感を間近で見ていた流れもある。言うなればグランパスにとっての黒船は、まさに風間自身だった。
 
「2年前といまとでは、なにもかもが違います。事業と運営の考え方が変わって、社長が先頭に立って、みんなで日常的にミーティングをしています。とんでもないものを持ってこないと面白くないぞと最初に言ってしまったもので、いまじゃそれを抑えるのが大変なくらい、どんどん企画が出てくる。あえてこの場を借りて言わせてほしい。『みんな、少し落ち着きなさい』と(笑)」
 
 先日、ファンクラブのプラチナ会員を対象としたイベントでは、本人もビックリの役割を演じたという。

「180人くらいのファンの前ですよ。監督や選手が各テーブルに散らばっての立食パーティーだったんですが、ゲームとかクイズとかあるわけです。で、事前に好きな歌はなんですかと訊かれていて、気づいたらそのイントロが流れている。あ、やられたなと。歌はヤメろと思ったけど、ご指名だからやるしかない。歌を歌うってところまでは契約してないんだけどね(笑)。小さなステージでやらせてもらいましたよ。曲? 『攻めていこーぜ!』です」
 
 グランパスというクラブが、指揮官の下で大きく変貌を遂げようとするなか、時を同じくしてJリーグのブロードキャスティングパートナーとなったのがDAZNだった。風間は「DAZNさんにしてみても新しい、いままでにない試みが次から次へと生まれていた。ちょうどウチとは良いマッチングだったのかもしれない」と述懐する。試合当日のさまざまなイベントを共同で企画立案しながら、大きな枠のなかでファン拡大という共通の目標に邁進し、信頼関係を深めてきたのだ。
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