あの強豪クラブも認知!「冨安には国内外クラブからオファーが来ている」
――ベルギーは、国内の選手ばかりでなく、無名の外国人選手も育てています。だから、日本人選手もベルギーに来やすいんでしょうか?
「冨安じゃないけれど、結局、外国からベルギーに連れてきたら、ここで伸びていかないといけない。
選手の仕入先としてのベルギーリーグは、やっぱり市場が小さい。意外と南米の選手は少ないんです。言葉の問題もありますが、やっぱり仕入れ値が高いんですよね。結局はアフリカ人選手が多い。
ロシアW杯は、クロアチアのような『小国の躍進』が特徴でした。エジプトにはサラがいた。イランも良いサッカーをしていた。オランダリーグの得点王(ジャハンバックス)はイラン人ですからね。昔もスウェーデンにイブラヒモビッチ、ウクライナにシェフチェンコがいましたが、その傾向が加速化してます。
だから、僕たちのスカウトの仕方も変わってくると思います。ビッグクラブはブラジル、アルゼンチン、ウルグアイ、フランス、ドイツの良い選手を取り合っている。その隙間で今、僕たちは日本人を獲得し、彼らが活躍している。STVVは小国のナンバーワン選手を狙っていきたい」
――具体的な国名はあげられないでしょうか、STVVとしてもリサーチをしていると。
「そう。まさに現在、スカウト網を構築しています。ベルギー国内、ヨーロッパ域内のスカウトで、まともに戦ったらSTVVは不利ですよね。だけど、日本、韓国、中国人選手の見極めは我々のほうが出来る。そのアドバンテージを最大限に活かし、安定してきたらヨーロッパ、アフリカの中で得意な国を定めてしっかりスカウトする。そんな考え方です」
「冨安じゃないけれど、結局、外国からベルギーに連れてきたら、ここで伸びていかないといけない。
選手の仕入先としてのベルギーリーグは、やっぱり市場が小さい。意外と南米の選手は少ないんです。言葉の問題もありますが、やっぱり仕入れ値が高いんですよね。結局はアフリカ人選手が多い。
ロシアW杯は、クロアチアのような『小国の躍進』が特徴でした。エジプトにはサラがいた。イランも良いサッカーをしていた。オランダリーグの得点王(ジャハンバックス)はイラン人ですからね。昔もスウェーデンにイブラヒモビッチ、ウクライナにシェフチェンコがいましたが、その傾向が加速化してます。
だから、僕たちのスカウトの仕方も変わってくると思います。ビッグクラブはブラジル、アルゼンチン、ウルグアイ、フランス、ドイツの良い選手を取り合っている。その隙間で今、僕たちは日本人を獲得し、彼らが活躍している。STVVは小国のナンバーワン選手を狙っていきたい」
――具体的な国名はあげられないでしょうか、STVVとしてもリサーチをしていると。
「そう。まさに現在、スカウト網を構築しています。ベルギー国内、ヨーロッパ域内のスカウトで、まともに戦ったらSTVVは不利ですよね。だけど、日本、韓国、中国人選手の見極めは我々のほうが出来る。そのアドバンテージを最大限に活かし、安定してきたらヨーロッパ、アフリカの中で得意な国を定めてしっかりスカウトする。そんな考え方です」
――地元ファンは「これだけ活躍しているんだから、STVVはもう日本人選手を獲得するノウハウがある。課題は日本人選手以外の補強だ」と言っていました。
「それは本当におっしゃる通りだと思います。夏の市場は、うちのスカウトの準備期間が少なかった。また、さっき言った通り、(DMM体制になった)クラブに対する様々な妨害がある中で、今いる選手をいかに護るかで精一杯でした。ただ、予想以上に日本人選手がチームにフィットしてくれました」
――新生STVVの1期生・冨安健洋選手が早くも日本代表まで育ちました。こんな早く冨安選手がA代表になるとは。
「僕ですら思わなかった。ホントに(笑)。想像以上に成長のスピードが速かった。『今年、レギュラー取れればいいな』と正直、思ってましたが、今や、チームの中でも中心の中心。しかもベルギーの中では最高レベルのセンターバックになった。
冨安にはヨーロッパ中のクラブが注目している。G5(アンデルレヒト、クラブ・ブルージュ、スタンダール、ヘンク、ヘント)のうち3つから話が来ていますから。結構な金額のオファーなんです。だけど、冨安を簡単に出すつもりはないですよ。東京オリンピックぐらいまではSTVVでやったほうがいい」
――つまり、今後の移籍市場では冨安選手は「マーケットの目玉」になるかもしれないと。
「問い合わせレベルなら、国外からも来ています。この間、ユベントスに行っても冨安のことを知ってましたから。『お前のところの19歳、いいな』って。ユベントスのチーフスカウトがベルギー人なんですよ。だからです」
「それは本当におっしゃる通りだと思います。夏の市場は、うちのスカウトの準備期間が少なかった。また、さっき言った通り、(DMM体制になった)クラブに対する様々な妨害がある中で、今いる選手をいかに護るかで精一杯でした。ただ、予想以上に日本人選手がチームにフィットしてくれました」
――新生STVVの1期生・冨安健洋選手が早くも日本代表まで育ちました。こんな早く冨安選手がA代表になるとは。
「僕ですら思わなかった。ホントに(笑)。想像以上に成長のスピードが速かった。『今年、レギュラー取れればいいな』と正直、思ってましたが、今や、チームの中でも中心の中心。しかもベルギーの中では最高レベルのセンターバックになった。
冨安にはヨーロッパ中のクラブが注目している。G5(アンデルレヒト、クラブ・ブルージュ、スタンダール、ヘンク、ヘント)のうち3つから話が来ていますから。結構な金額のオファーなんです。だけど、冨安を簡単に出すつもりはないですよ。東京オリンピックぐらいまではSTVVでやったほうがいい」
――つまり、今後の移籍市場では冨安選手は「マーケットの目玉」になるかもしれないと。
「問い合わせレベルなら、国外からも来ています。この間、ユベントスに行っても冨安のことを知ってましたから。『お前のところの19歳、いいな』って。ユベントスのチーフスカウトがベルギー人なんですよ。だからです」