名古屋の救世主になれるか?
冒頭で記した通りこの古巣戦に照準を当ててすべてを捧げてきた中、横浜戦までの完全復帰は叶った。
万全な状態を考えればマイナスからのリスタートであるが、11戦勝利から見放されており最下位に沈むチームにとって、新井の復帰は非常にポジティブな知らせでもある。長身で競り合いに強く、対人の守備力に加えて足もとの技術もあるセンターバックは、イージーな失点が多く、後方からのゲームメイクの質に苦しんでいたチームを救う存在となり得るのだ。事実、復帰後の2試合は白星こそ掴めていないが、8連敗を喫していたチームはいずれも勝点1を獲得している。
万全な状態を考えればマイナスからのリスタートであるが、11戦勝利から見放されており最下位に沈むチームにとって、新井の復帰は非常にポジティブな知らせでもある。長身で競り合いに強く、対人の守備力に加えて足もとの技術もあるセンターバックは、イージーな失点が多く、後方からのゲームメイクの質に苦しんでいたチームを救う存在となり得るのだ。事実、復帰後の2試合は白星こそ掴めていないが、8連敗を喫していたチームはいずれも勝点1を獲得している。
「自分はまだ試合に出ていないので、試合勘や試合の流れだったりというのを、培っていきたい」と慣れの部分では少々の不安も見せるが、それでも「余裕ではないけど、いっぱいいっぱいではなかった」とも語る。
新井の不在時には菅原由勢や櫛引一紀が経験を積み、頼もしさを増してきた。ここで彼が出場を重ねて本来の力を発揮してくれれば、選手層は一際厚みを増すことになる。今後、名古屋の浮沈の鍵を握るのは、最終ラインを統率する5番だと言っても良いかもしれない。
取材・文●竹中玲央奈(フリーライター)
新井の不在時には菅原由勢や櫛引一紀が経験を積み、頼もしさを増してきた。ここで彼が出場を重ねて本来の力を発揮してくれれば、選手層は一際厚みを増すことになる。今後、名古屋の浮沈の鍵を握るのは、最終ラインを統率する5番だと言っても良いかもしれない。
取材・文●竹中玲央奈(フリーライター)