「トップと完全に分けたのは失敗だったと感じています」
──戦力補強についての意見は聞き入れなかったのでしょうか。
「ほぼない。既存の選手と新たな選手を加えた編成を逐一伝えながら、交渉を進めました。そうして擦り合わせはしたし、チームの映像も送ってはあったんですけど、やはりそこはレヴィーが自分の眼で見てからということになりました。『若い(外国籍)選手を連れていきたいがどうなの?』とだけ訊かれましたね。ただ、うちの現状は外国籍枠が埋まっている。いずれもポテンシャルが高いと自負しています。レヴィーにも、韓国代表経験のあるふたりと、確かな実力を持つブラジル人ふたりがいることを説明して、まずは彼らをチェックしてもらいたいと話しました」
──はたしてどんなサッカーを志向するのでしょう?
「これからレヴィーがキャンプで構築していくでしょうからなんとも言えませんが、トレーニングはガラっと変わるでしょうね。ボールを使いながらのトレーニングが基本ですから。本人も練習は好きじゃない、つねに試合をやっていたい、という感覚。試合に近いトレーニングをさせてコンディションを見ながら、実際の試合で最大のパフォーマンスを発揮できるようにする。だから普段の練習では無理をさせないでしょう。とはいっても選手の半分は23歳以下で、若手には身体を作らせながら、ある程度の負荷をかけていかないといけない。足りない部分は宮本(恒精/コーチ兼U-23監督)やチャンヨプ(フィジカルコーチ)、山口(智/コーチ)らスタッフが揃っていますから、上手く連携してくれると思います。結果的にレヴィーが若手のほうも見たがるんじゃないかと思っていますけどね。いろんな意味で、去年とは違います。今後どう機能していくかで、練習のやり方が変わっていく可能性はありますが」
──昨季はトップとU-23を完全に分離して、ひとつのプロクラブにまるで連動しないふたつのプロチームが同居していました。練習場もまともに使わせてもらえないから、吹田から堺まで出かけるなんて日もザラで、明らかな失策だったと思います。U-23のスタッフや選手たちは何度も心が折れそうになっていましたよ。
「トップを優先した結果でしたが、完全に分けたのは失敗だったと感じています。今年は一緒に活動していたおととしの形に戻して、週末だけJ1とJ3に分かれて試合をこなす編成にしたい。過去2年はJ3でユースの選手をたくさん起用してきましたが、今年の明らかに違う点は保有人数。38人ですから。人数を揃えた形で戦えると思う。レヴィーからもアカデミーを含めて、若い選手を見れる環境を作ってほしいと言われています」
「ほぼない。既存の選手と新たな選手を加えた編成を逐一伝えながら、交渉を進めました。そうして擦り合わせはしたし、チームの映像も送ってはあったんですけど、やはりそこはレヴィーが自分の眼で見てからということになりました。『若い(外国籍)選手を連れていきたいがどうなの?』とだけ訊かれましたね。ただ、うちの現状は外国籍枠が埋まっている。いずれもポテンシャルが高いと自負しています。レヴィーにも、韓国代表経験のあるふたりと、確かな実力を持つブラジル人ふたりがいることを説明して、まずは彼らをチェックしてもらいたいと話しました」
──はたしてどんなサッカーを志向するのでしょう?
「これからレヴィーがキャンプで構築していくでしょうからなんとも言えませんが、トレーニングはガラっと変わるでしょうね。ボールを使いながらのトレーニングが基本ですから。本人も練習は好きじゃない、つねに試合をやっていたい、という感覚。試合に近いトレーニングをさせてコンディションを見ながら、実際の試合で最大のパフォーマンスを発揮できるようにする。だから普段の練習では無理をさせないでしょう。とはいっても選手の半分は23歳以下で、若手には身体を作らせながら、ある程度の負荷をかけていかないといけない。足りない部分は宮本(恒精/コーチ兼U-23監督)やチャンヨプ(フィジカルコーチ)、山口(智/コーチ)らスタッフが揃っていますから、上手く連携してくれると思います。結果的にレヴィーが若手のほうも見たがるんじゃないかと思っていますけどね。いろんな意味で、去年とは違います。今後どう機能していくかで、練習のやり方が変わっていく可能性はありますが」
──昨季はトップとU-23を完全に分離して、ひとつのプロクラブにまるで連動しないふたつのプロチームが同居していました。練習場もまともに使わせてもらえないから、吹田から堺まで出かけるなんて日もザラで、明らかな失策だったと思います。U-23のスタッフや選手たちは何度も心が折れそうになっていましたよ。
「トップを優先した結果でしたが、完全に分けたのは失敗だったと感じています。今年は一緒に活動していたおととしの形に戻して、週末だけJ1とJ3に分かれて試合をこなす編成にしたい。過去2年はJ3でユースの選手をたくさん起用してきましたが、今年の明らかに違う点は保有人数。38人ですから。人数を揃えた形で戦えると思う。レヴィーからもアカデミーを含めて、若い選手を見れる環境を作ってほしいと言われています」