「蛍のようにボールを奪える選手はいない」(ハリルホジッチ監督)。
【MF/6人(欧州組3人 国内組3人)】
ボランチ:◎長谷部誠(フランクフルト)/◎柏木陽介(浦和)/○山口 蛍(C大阪)/△大島僚太(川崎)
UAE戦に出場すれば、代表通算100試合目を達成する長谷部について、ハリルホジッチ監督は「(試合に)勝てば、良いプレゼントになりますね。彼は模範となる選手で、真のキャプテンだと思っています」と手放しで称賛。現体制下では最も代えの利かないコアメンバーであるのは間違いない。
長谷部の控えには、リオ五輪代表のキャプテンである遠藤航(浦和)は選外となり、山口が入った。ブンデスリーガのハノーファーから古巣のC大阪に復帰したことに、指揮官は「まったく喜んでいません」と厳しく批判したが、「良い選手を手放すことはできない。蛍のようにしっかりボールを奪える選手はなかなかいません」と、その能力は高く評価しているようだ。
2ボランチの組み合わせでは「相互に補完し合える関係性」(ハリルホジッチ監督)がベースとなるなかで、長谷部、山口が守備タイプなら、主に攻撃面を司る一番手は、柏木だろう。長短を織り交ぜた配球力を武器に、チームをオーガナイズする力は国内トップレベルと言っていい。
柏木のバックアッパーとしては、リオ五輪でも際立つ活躍を見せた大島が台頭しつつある。狭いエリアでも正確にボールを扱い、パスを通せるスキルは、引いた相手に対しては効果的だろう。
トップ下:◎香川真司(ドルトムント):○清武弘嗣(セビージャ)
甲乙つけがたいふたりではあるが、これまでのA代表におけるキャリアを踏まえれば、香川がリードしているのは明らか。エースナンバーを背負う男は、ドルトムントでは8月22日のドイツカップ1回戦で2ゴールと、状態はすこぶる良さそうだ。
もっとも、香川と清武の差はわずかなもので、逆に考えれば、香川に不測の事態があったとしても、チーム力の大幅なダウンは避けられる。
限りなくレギュラーに近い実力者の清武だが、トップ下ではなくとも、左ウイングでの起用も十分にあり得る。切磋琢磨するふたりの“共存”も、今予選の見どころのひとつだ。
※凡例:◎=スタメン候補 ○=準レギュラー △=三番手
ボランチ:◎長谷部誠(フランクフルト)/◎柏木陽介(浦和)/○山口 蛍(C大阪)/△大島僚太(川崎)
UAE戦に出場すれば、代表通算100試合目を達成する長谷部について、ハリルホジッチ監督は「(試合に)勝てば、良いプレゼントになりますね。彼は模範となる選手で、真のキャプテンだと思っています」と手放しで称賛。現体制下では最も代えの利かないコアメンバーであるのは間違いない。
長谷部の控えには、リオ五輪代表のキャプテンである遠藤航(浦和)は選外となり、山口が入った。ブンデスリーガのハノーファーから古巣のC大阪に復帰したことに、指揮官は「まったく喜んでいません」と厳しく批判したが、「良い選手を手放すことはできない。蛍のようにしっかりボールを奪える選手はなかなかいません」と、その能力は高く評価しているようだ。
2ボランチの組み合わせでは「相互に補完し合える関係性」(ハリルホジッチ監督)がベースとなるなかで、長谷部、山口が守備タイプなら、主に攻撃面を司る一番手は、柏木だろう。長短を織り交ぜた配球力を武器に、チームをオーガナイズする力は国内トップレベルと言っていい。
柏木のバックアッパーとしては、リオ五輪でも際立つ活躍を見せた大島が台頭しつつある。狭いエリアでも正確にボールを扱い、パスを通せるスキルは、引いた相手に対しては効果的だろう。
トップ下:◎香川真司(ドルトムント):○清武弘嗣(セビージャ)
甲乙つけがたいふたりではあるが、これまでのA代表におけるキャリアを踏まえれば、香川がリードしているのは明らか。エースナンバーを背負う男は、ドルトムントでは8月22日のドイツカップ1回戦で2ゴールと、状態はすこぶる良さそうだ。
もっとも、香川と清武の差はわずかなもので、逆に考えれば、香川に不測の事態があったとしても、チーム力の大幅なダウンは避けられる。
限りなくレギュラーに近い実力者の清武だが、トップ下ではなくとも、左ウイングでの起用も十分にあり得る。切磋琢磨するふたりの“共存”も、今予選の見どころのひとつだ。
※凡例:◎=スタメン候補 ○=準レギュラー △=三番手