【ブルガリア戦のスタメン予想】トップ下は香川で決まり? 清武が控えなのは勿体ない

カテゴリ:日本代表

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2016年05月27日

香川の精神面を強化する意味でも、清武との定位置争いが…。

香川と清武のハイレベルな定位置争いが、代表強化につながる可能性もある。写真:(C)SOCCER DIGEST

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 「トップ下は香川で決まりなのか」という疑問を、あえて投げかけたい。香川のライバル、清武については「まだまだ伸びるところがありますね。A代表に多くのことをもたらせる選手です。香川と競争して欲しいです。彼らがボールを奪うところ、ディシプリンを覚えれば、シンジと清武を同時に使いたいと思っています」と指揮官も言っている。

 香川もドルトムントでは良いパフォーマンスだった。しかし、今季ブンデスリーガの後半戦、3月のアフガニスタン戦の活躍を見るかぎり、清武もサブに置いておくような選手ではない。ハリルホジッチ政権下でも絶対的な存在であった香川の地位が、清武によって脅かされる──。そうした競争がチームを強くするためのひとつのきっかけになるだろう。
 
 香川が清武や小林祐にまくられないようにするには、メンタルタフネスが求められる。本人も「精神的に強くなりたい」と話すように、どんな状況でも力を発揮できる安定感が欲しい。ザッケローニ政権下での香川は3年前のブルガリア戦で沈黙し、ブラジル・ワールドカップ本大会のギリシャ戦ではスタメン落ちの屈辱を味わうなど、頼もしさに欠けたところがある。
 
 香川が自ら課題にも挙げる精神的な強さを身に付けるうえでも、清武とのスタメン争いはひとつのポイントになる。避けたいのは、「トップ下のレギュラー=香川」という図式がこのまま続いてしまうこと。ブルガリア戦でいきなり清武を先発起用して、香川に危機感を募らせるのも代表強化を考えれば有効な手段になるかもしれない。

5月26日発売号のサッカーダイジェストは、オーバーエイジ特集。果たして、リオ五輪のオーバーエイジ候補は誰なのか? 本命、対抗、大穴で予想してみました。またU-23日本代表企画では、6月復帰予定の室屋選手(FC東京)に独占インタビュー。クラブダイジェストでは、J2で好調の札幌を取り上げています。

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