PKの順番はコーチと指揮官が一人ずつ意思を確認しながら指名。西川が自ら名乗りを挙げる。
ACL決勝トーナメント1回戦セカンドレグ、浦和はFCソウルとの120分+PK戦の死闘の末、敗退が決まった。2試合合計のスコアは3(第1戦1-0、第2戦2EX3)3。延長戦はアウェーゴールルールが採用されないため、決着はPK戦に委ねられた。そこで浦和は6-7と“1本差”で及ばず、力尽きた。
GK西川は120分間の試合中、再三にわたるビッグセーブで絶体絶命のピンチを何度もしのいだ。迎えたPK戦では、FCソウルの3番手のオズマールが先にキックミス。4人全員がキックを決めた浦和は、あとひとりPKを決めれば、ベスト8進出が決まる状況まで持ち込んだ。
5人目のキッカーとしペナルティアークに向かったのが、GK西川だ。
キッカーの順番は、コーチとペトロヴィッチ監督が選手たちに声をかけて意思を確認して決めていった。一番手の阿部がまず決定。さらに「いけるか?」とコーチから声をかけられて頷いた遠藤が、ペトロヴィッチ監督と目が合ってふたり目に。
さらに途中出場でまだ余力の残っていたズラタンが三番手。そして西川は「自分、行けます。4番手でも、5番手でも」と名乗りを挙げ、5番目に指名された。キックに定評のある森脇が4番手。6人目以降は決めず、自ら名乗りを挙げた梅崎、駒井が蹴った。
指揮官は、GK西川のキッカー抜擢について、次のように説明した。
「120分の激闘により、何人かは足がつっていた。蹴る順番は、選手と私が話し合って決めていき、西川自身が名乗り出てくれた」
多くの選手が疲弊するなか、正確なキックを蹴れるGK西川はPKキッカーに適していると判断したというのだ。
しかし西川がゴール正面に蹴ったボールは、GKにしっかりブロックされてしまう。守っても、蹴っても、ヒーローになるチャンスだったが……目前に迫っていた天国から、たちまち地獄まで突き落とされた。
試合後、肩を落として落胆する西川は、次のように言葉を振り絞った。
「これで終わってしまったのか……。今、そう思う気持ちだけです」
その一方で、「終わってしまったけれど、『やってきたことは間違っていない』ことを確認できた試合でもあった」とも振り返り、「また来年、この壁を乗り越えなければ」と前を向こうとした。
GK西川は120分間の試合中、再三にわたるビッグセーブで絶体絶命のピンチを何度もしのいだ。迎えたPK戦では、FCソウルの3番手のオズマールが先にキックミス。4人全員がキックを決めた浦和は、あとひとりPKを決めれば、ベスト8進出が決まる状況まで持ち込んだ。
5人目のキッカーとしペナルティアークに向かったのが、GK西川だ。
キッカーの順番は、コーチとペトロヴィッチ監督が選手たちに声をかけて意思を確認して決めていった。一番手の阿部がまず決定。さらに「いけるか?」とコーチから声をかけられて頷いた遠藤が、ペトロヴィッチ監督と目が合ってふたり目に。
さらに途中出場でまだ余力の残っていたズラタンが三番手。そして西川は「自分、行けます。4番手でも、5番手でも」と名乗りを挙げ、5番目に指名された。キックに定評のある森脇が4番手。6人目以降は決めず、自ら名乗りを挙げた梅崎、駒井が蹴った。
指揮官は、GK西川のキッカー抜擢について、次のように説明した。
「120分の激闘により、何人かは足がつっていた。蹴る順番は、選手と私が話し合って決めていき、西川自身が名乗り出てくれた」
多くの選手が疲弊するなか、正確なキックを蹴れるGK西川はPKキッカーに適していると判断したというのだ。
しかし西川がゴール正面に蹴ったボールは、GKにしっかりブロックされてしまう。守っても、蹴っても、ヒーローになるチャンスだったが……目前に迫っていた天国から、たちまち地獄まで突き落とされた。
試合後、肩を落として落胆する西川は、次のように言葉を振り絞った。
「これで終わってしまったのか……。今、そう思う気持ちだけです」
その一方で、「終わってしまったけれど、『やってきたことは間違っていない』ことを確認できた試合でもあった」とも振り返り、「また来年、この壁を乗り越えなければ」と前を向こうとした。