• トップ
  • ニュース一覧
  • 【セルジオ越後の天国と地獄】今の日本代表は、「ラッキー」や「相手のミス」がないと、なかなか点が取れない

【セルジオ越後の天国と地獄】今の日本代表は、「ラッキー」や「相手のミス」がないと、なかなか点が取れない

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェスト編集部

2016年03月30日

日本は最終予選の組み合わせ抽選会で、第2ポット以下が濃厚になった。この事実を重く受け止めるべきだ。

2次予選はグループ首位で突破したが、最終予選では厳しい組み合わせが予想される。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

画像を見る

 
 4月12日に最終予選の組合せ抽選会が行なわれるが、日本は第2ポット以下が濃厚になったという。場合によっては、第3ポットに落ちる可能性もあるそうだ。シリア戦の勝利など横に置いて、この事実を重く受け止めるべきだよ(編集部・注/最終予選は12チームをふたつの組に分けた総当たり戦。各組上位2チームが本大会への出場権を獲得。各組3位はアジア地区プレーオフに回る)。
 
 抽選会は、4月9日発表のFIFAランク順に第1ポットから第6ポットまで振り分けられるが、ポットが低くなれば、強豪国と同居するリスクも増す。つまり日本が第2ポット、または第3ポットに入ると、それだけ厳しい組み合わせになるということだ。
 
 イランが最終予選に進めば、第1ポットは同国と韓国が予想される。少なくとも、日本は両国の一方と同組になる。さらにオーストラリアやサウジアラビア、カタール、ウズベキスタンなど同じグループになる場合もあり、組合せ次第では「死の組」と化すだろう。この状況こそ危惧するべきで、頭を早く最終予選へと切り替えろ、という本意もここにある。
 
 記憶に新しいのが、なでしこジャパンの失敗だ。15年のワールドカップで準優勝しながら、今年のリオ五輪アジア最終予選で3位に終わり、本大会出場を逃した。少しでも気を抜けば、なでしこジャパンの二の舞を演じるとも限らない。日本はすでにアジア王者から転落しているだけに、今から気を引き締めて最終予選に向けた準備を進めてほしい。

『サッカーダイジェスト3月24日発売号』では、「2016シーズン J1&J2リーグ全40クラブの戦術ガイド」をお届けします。また齋藤学選手、シモビッチ選手、大黒将志選手、原口元気選手の独占インタビューも掲載。ボリューム満点の内容でお届けします。
【関連記事】
【サッカーダイジェスト取材記者の採点&寸評】香川が背番号10に相応しい活躍ぶり。ビッグセーブ連発の西川も高く評価
【日本代表】ハリルジャパンは「第2段階」へ。「縦に早い攻撃」にプラスされる二つの要素とは?
金田喜稔がシリア戦を斬る!「『怖さ』が消えていた本田にあえて言いたい。“もっと貪欲にゴールを狙え”」
【日本代表】本田圭佑のパス数ランキングから見える、90分間で起きた大きな変化。前半の1位は酒井高徳、後半は…
【日本代表】復調を印象付けるプレーを見せた香川。“俊輔超え”も本人に満足感は…
【日本代表】“ボランチ原口”――未知への挑戦にも“前への推進力”という新たな武器を提示する
【日本代表|エリア別検証】宇佐美はブレーキに!? ボランチ・原口は“諸刃の剣”か
【日本代表】史上5人目の代表100試合出場を達成した岡崎が語るシリア戦の“収穫”。「攻め続けることが出来た以上にピンチこそが…」

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ