【リオ五輪予選】FC東京でつながる“3世代の10番”。北京五輪世代の梶山陽平とロンドン五輪世代の東慶悟が中島翔哉へ送ったアドバイス

カテゴリ:日本代表

白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

2016年01月14日

「プレッシャーを感じたら感じたで。それも含めて楽しめればいいかなと」(中島)

昨季の終盤戦は“先輩・東”と息の合うところを見せた。中島の成長は、FC東京の今後を占う意味でも重要だ。(C)サッカーダイジェスト

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「オリンピックの本大会に出るために、予選から10番をつけて試合に出続けることは大変です。10番を背負うからには、最初から最後まで責任を持ってやらないといけない。(中島)翔哉はチームのなかで年下の部類に入るかもしれないけど、チームを引っ張っていけるだけの力はある」

 10番には相応の責任があるという梶山だが、北京五輪時代はどうチームを牽引したのか。

「今もそうですけど、僕は声をガンガン出すタイプではありません。プレーで戦うタイプなので、そういう感じで責任を持ちながらチームを引っ張っていました」

 どちらかと言うと、中島は梶山に似たタイプだ。実際、ピッチで騒ぐほうではないと自らコメントしている。

「ピッチでは滅多にしゃべらないです。基本的に自分からなにかを発するタイプではありません。言ったとしても、『ボールをちょうだい』という程度です(笑)。

 チームの中心軸という感覚はないです。僕はサッカーを楽しめればいい。やっぱり、ボールに触らないと面白くないから。楽しまないと意味がないです」

 中島の根底にあるのは、あくまで「楽しむ」というスタンスだ。昨年3月頃に話を訊いた時も、彼はこう答えていた。

「楽しくて始めたサッカーを、僕は最後まで楽しみたい。そうじゃないと、絶対に面白くないと思う。メッシだって楽しんでいるから、どんな試合にも出たいとアピールしているわけで。世界のトップに立つような選手はみんなサッカーを楽しんでいるはずです。正直、自分がつまらない試合で勝っても喜べない。楽しむためには、プレーの精度を高めてミスを減らさないといけません」

 梶山は、「(中島)翔哉も予選を戦っていくうちに、背番号の重みを感じるかもしれない」と言うが、当の本人はポーカーフェイスを崩さなかった。

「まあ、感じたら感じたで。それも含めて楽しめればいいかなと」

 どこかドンと構えている印象の中島に対して、梶山もこのテクニシャンの活躍に期待している。

「力を持っている選手です。練習でやっていても、動きは速いし、可能性を感じる」

 バイタルエリアでボールを持てば独自の空間を作り出し、なにかやってくれそうな雰囲気を醸し出す中島は、リオ五輪のアジア最終予選で間違いなくキーマンのひとりになる。

「身内の選手なので(中島)翔哉がどんなプレーをするのか楽しみ」

 そう言う梶山や東と、奇しくもFC東京でつながる中島。過去2世代のナンバー10の期待を背負った小柄なテクニシャンはリオ五輪本大会に導く原動力になれるか。イランとの準々決勝では2ゴールを決めたが、続く準決勝でも勝負を決めるゴールに期待したい。

文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)

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