「焦りはありません。焦ってもいいことないので」
2015年の6月に膝蓋腱を手術した内田篤人が、復帰に向けて最終段階に入っている。選手生命をも脅かす大怪我を経験し、「確実に少ない」サッカー人生についてどんなビジョンを立てているのか。ブンデスリーガの再開前に本人を直撃した。
【内田篤人PHOTOギャラリー】復帰前の告白
―――――◆―――――◆―――――
──復帰に向けて、恐怖心はありませんか?
「復帰してどうなるかという不安は少しあります。症例も少ないですからね。なかなか難しいです。正直、分からない部分もあります」
──分からないというと?
「リハビリしていても治りが遅い。調子の良い日と悪い日も分かれるし、はっきりしないんです」
──焦りはありますか?
「それはないです。焦ってもいいことないので。膝をちゃんと治せれば、やれると思っているし、焦らず、(治るのを)待って、待って、待って、という感じです」
──今季のシャルケは、ブンデスリーガの前半戦を終えて6位です。ここまでの戦いぶりをどう見ていますか?
「満足はできないですよね。僕はプレーしていないのであまり言える立場ではないですが、もっとチームとしてできると思います。ただ、(昨夏に)ファルファンとドラクスラーのふたりが移籍で抜けたのは大きいので、それを考えると頑張っているのかなと」
──ドラクスラーと言えば、この夏にヴォルフスブルクへ移籍しましたね。
「獲得の噂があったユベントスなら分かるけど……。ヴォルフスブルクなら、シャルケに残ってもいいんじゃないと思いました。でも、ドラクスラーの気持ちも分かる。環境の変化が、彼には必要だったので。寂しいけど、ドラクスラーはドラクスラーで頑張ってほしいです」
──ドイツでは1対1の強さが評価される一方で、カバーリングやフォローに対してはそこまで評価されていない印象を受けます。
「ドイツでは確かに1対1への意識が強い。でも、僕はどちらかと言えばフォローへの意識のほうが強いです。サポートして、危ないところを摘むイメージ。身体は大きくないので、そういう守り方になります」
──チームメイトとの信頼関係が築けているからこそ、そういう守り方ができる?
「それもありますけど、(ブンデスリーガで)もう長いことプレーしているので相手の特徴も考えながらやっています」
【内田篤人PHOTOギャラリー】復帰前の告白
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──復帰に向けて、恐怖心はありませんか?
「復帰してどうなるかという不安は少しあります。症例も少ないですからね。なかなか難しいです。正直、分からない部分もあります」
──分からないというと?
「リハビリしていても治りが遅い。調子の良い日と悪い日も分かれるし、はっきりしないんです」
──焦りはありますか?
「それはないです。焦ってもいいことないので。膝をちゃんと治せれば、やれると思っているし、焦らず、(治るのを)待って、待って、待って、という感じです」
──今季のシャルケは、ブンデスリーガの前半戦を終えて6位です。ここまでの戦いぶりをどう見ていますか?
「満足はできないですよね。僕はプレーしていないのであまり言える立場ではないですが、もっとチームとしてできると思います。ただ、(昨夏に)ファルファンとドラクスラーのふたりが移籍で抜けたのは大きいので、それを考えると頑張っているのかなと」
──ドラクスラーと言えば、この夏にヴォルフスブルクへ移籍しましたね。
「獲得の噂があったユベントスなら分かるけど……。ヴォルフスブルクなら、シャルケに残ってもいいんじゃないと思いました。でも、ドラクスラーの気持ちも分かる。環境の変化が、彼には必要だったので。寂しいけど、ドラクスラーはドラクスラーで頑張ってほしいです」
──ドイツでは1対1の強さが評価される一方で、カバーリングやフォローに対してはそこまで評価されていない印象を受けます。
「ドイツでは確かに1対1への意識が強い。でも、僕はどちらかと言えばフォローへの意識のほうが強いです。サポートして、危ないところを摘むイメージ。身体は大きくないので、そういう守り方になります」
──チームメイトとの信頼関係が築けているからこそ、そういう守り方ができる?
「それもありますけど、(ブンデスリーガで)もう長いことプレーしているので相手の特徴も考えながらやっています」