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ピクリとも動かない足の指。「もう終わりかな」。奇跡のカムバックを遂げた大宮守護神・南雄太に課せられた使命「魂がこもったプレーをしたい」

カテゴリ:Jリーグ

松澤明美

2023年06月23日

「勇気や希望を与えられるような存在に」

 6月17日には目標だったJリーグに復帰し、アウェーのV・ファーレン長崎戦で今季初スタメンに。試合は0-2で負けたが、手応えも掴んだ。

「『このまま終わっちゃうかもしれないな』と疑心暗鬼になっている時期もあった。ただ、ここ1、2か月ぐらいで自分のコンディションがすごく上がってきていると実感できていた。そういうタイミングで試合に使ってもらえたのは、すごく良かった。またこうして(Jリーグの)ピッチに立てたというのは非常に感慨深かった」

 南は契約更新時、こうコメントしていた。

「43歳でアキレス腱断裂という大怪我を乗り越えた姿を、一人でも多くの方にお見せして、同じような境遇の方々に少しでも勇気や希望を与えられるような存在になることも、自分の今後の現役生活に課せられた一つの使命だと思っています。

 そのためにも、もう一度、NACK5スタジアム大宮のゴールマウスに立てるように、負傷前以上に日々精進していく所存です」
 
 いよいよ叶う瞬間がやってきそうだ。6月24日、ホームのいわきFC戦で先発の可能性が高くなった。シーズン後半戦の初戦でもあり、出場できれば「自分のできることをとにかくやる」と気合も十分。

 個人の危機は乗り越えたものの、チームが危機に陥っていてJ3降格圏の最下位に沈む。また、相手のいわきは21位と残留争いをするライバルで絶対に負けられない。

「気持ちが伝わる、魂がこもったプレーをしたい。見ている人にはそれが一番大事。いつも以上に闘志を持ってやりたい」

 自らの努力と周囲のサポートでつなぎとめたサッカー人生。情熱がある限り、まだまだ先は続いていく。

取材・文●松澤明美(大宮花伝)

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