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ピクリとも動かない足の指。「もう終わりかな」。奇跡のカムバックを遂げた大宮守護神・南雄太に課せられた使命「魂がこもったプレーをしたい」

カテゴリ:Jリーグ

松澤明美

2023年06月23日

実戦復帰でブランクの大きを痛感

チームはJ2最下位でシーズンを折り返した。残留争いの救世主としてかかる期待は小さくない。写真:徳原隆元

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 その南を大宮の理学療法士、宮間幸久氏が支えた。宮間氏は年齢やGKというポジションを考慮し、リハビリを計画。フィールドプレーヤーならば片足(南の場合は負傷した右足)のジャンプの高さなどが怪我をする前に戻らなくても戦列復帰できるケースもあるが、GKは左右差がパフォーマンスに直結してしまう。

「例えば右方向へのセービングだけが弱いと、パフォーマンスの低下が出ることになる」と宮間氏。南と密にコミュニケーションを取りながら、両足が遜色なく使えるよう目ざすなどリハビリを進めていった。

「一番、気をつけたのは焦らせないこと」だと言い、探究心旺盛な南に対して「ブレーキを踏む役割」も担って、二人三脚で取り組んだ。

 宮間氏の南評は「サッカーをやる、自分がやることに対して妥協のない選手。『これぐらいでいい』がない」。オフシーズンのある日の出来事が物語る。

 南に急用が入り、宮間氏のもとへリハビリメニューを「できないかも」との連絡があった。翌日は宮間氏も一緒に過ごす予定だったため、様子を見て組み直すかを決めるとしていた。

 実際、南に会うと「昨日、やったよ」と一言。急用を終えた南は午後7時頃にクラブハウスへ行き、午後9時頃までにメニューをやり遂げて宮間氏を驚かせた。
 
 真摯にリハビリを重ねた南は、今季始動から全体練習へ合流し、1月28日の水戸ホーリーホックとの練習試合で実戦復帰を果たした。荒天に見舞われたなかで約30分間プレー。豪快なシュートに即反応するなど驚異的な回復をアピールしたかに見えたが、当の本人は「飛びたくても飛べなかった。下から引っ張られているようだった」と明かす。

「頭と身体の感覚が違う」

 実戦に戻れたからこそ知るブランクの大きさ。「自分の描いたことができない。(動体視力も落ち)取れると思った瞬間、取れない。気持ち的にやれる喜びはもちろんあるが、やれることで逆にストレスになることがたくさんあった」。もどかしい日々を送り、シーズンスタート後、しばらくは試合に絡むチャンスもなかった。

 そういったなかでも“妥協のない”姿勢は貫き続け、ついに報われる。前述の天皇杯でフル出場して「憲剛君が言っていた通り」の景色が目の前に広がった。中村氏からは「おめでとうございます」と祝福が送られ、ここまでずっと並走してきた宮間氏は「安心したというか、ホッとした」と南のプレーを見守った。

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