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“リアル”南葛SCで3年目を迎える森監督が「逆算思考」で導き出す強化策 2022年の戦いを経て何を採り入れたのか?

カテゴリ:連載・コラム

伊藤 亮

2023年01月30日

JFL昇格という目標から逆算し、やるべきことをより「やり切る」ために

JFL昇格へ向けて「やり切る」ことを強調する森監督。3年目のシーズンに向けて決意は固い。写真:田中研治(サッカーダイジェストWeb写真部)

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「昨シーズンのリーグ戦の戦績は4勝7分7敗。今シーズンはより勝利の数を増やせるように。JFL昇格につながる戦いをするのであれば、勝てるものを勝つ。負けそうでも負けない。その点を突き詰めることが大事と考えます。もちろんどの試合も圧倒したいですし、そのつもりで準備をしますが、そこは結果論になるので。大事なのは最後の最後、勝ち切れるチームになっていけるかどうか、です」

 森監督は南葛SC監督就任1年目で、チームを関東リーグ2部から1部へ昇格させた。このシーズンも決して順風満帆ではなかった。それでも最終的に目標を達成できたのは、
「日常からしっかりとやり切る」
ことだった、と過去のインタビューでも語っている。それは今も変わっていない。

「昨シーズンも毎日、もちろんやり切るつもりで取り組んでいましたが、結果でのみ評価するのであれば、やり切れていなかった、ということになります。ただ言い切れるのは、みんな、今やるべきことはやっている。もっとできるとするならば、それは僕が引き出してあげなければいけない。そのためには、僕自身が成長しないといけません」

 本人は自身の成長について言及しない、が、変化していることは認める。

「周りが見てどう感じるかによりますけど、毎日何かしら考えているわけじゃないですか。だから普通に考えると、変わっていくものだと思います。意識しているわけではないので、変わっている部分、変わっていない部分とあると思いますが」

 JFL昇格という目標から逆算し、考え、やるべき改善点を施した。ではここから、いかに毎日をやり切るべきか。関東リーグ2部では通用した考え方がレベルの上がる1部で通用しなかったととらえるならば、何かをプラスしなければならない。

 森一哉監督インタビュー第2回では、より「やり切る」ための心構えに焦点を当てる。 キーワードは「ベクトル」だ。

※第2回に続く。次回は1月31日(火)に公開します。

取材・文●伊藤 亮

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