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【浦和インタビュー】キャリアハイの7ゴールを挙げる梅崎司が達した境地。「筋トレや自主トレの量を意識して減らした」

カテゴリ:Jリーグ

塚越 始(サッカーダイジェスト)

2015年10月29日

「今、心掛けているのは、筋力を付けることよりも、使い切ること」

今季はすでに自己最多タイの7ゴールを奪取。「常に良い手応えを得られている」。写真:サッカーダイジェスト

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――今季、なにかコンディション作りやトレーニング面で変えたことはありますか?
 
「そこも確かに変えたところで、筋トレや自主トレの量を意識して減らしました。筋トレは刺激を与える程度で、『鍛える』という感じではやらなくなりました」
 
――きっかけはあったのですか?
 
「いろいろな方からアドバイスをもらったりしてきました。そのなかで、一冊の本と出会ったんです。それが僕のなかでヒットして、『あまりやりすぎても、すべてがプラスになるとは限らないのかな』と感じて、いろんなことが結び付いていった感じでした。これまでなら苦しい時こそ追い込んでいたけど、キツイと感じた時には休息をとったり、もうちょっと刺激を入れたほうが良いと思えば追い込んだり、そのメリハリを上手くつけられるようになりました。メンタル的にもすごく良い影響が出ているように感じます」
 
――その本のタイトルは?
 
「『「筋肉」よりも「骨」を使え!』(ディスカヴァー・トゥエンティワン発行)というタイトルで、大儀見優季さん(現・女子フランクフルト)から紹介してもらったんです。衝撃的なことがいろいろ書いてあって、すとんと腑に落ちました」
 
――より身体の内面から見つめる必要性を説いた一冊ですね。
 
「自分の心の声、身体の声に耳を澄ませるようにしています。決して本の内容をすべて鵜呑みにするわけではありません。ただ、僕はどちらかと言えば自分自身を律して、ストイックに追い込むタイプでした。だから毎日人よりも多くメニューをこなすべきだと考え、常にハードワークしてきました。でも、身体がキツイ日もあれば、気分が乗らない日もあります。それを素直に自分の内面からの声として受け止め、対応できるようになった。そうすることで、いろんなことを受け入れられるようになり、なんだかメンタル的にも余裕が生まれた気がします」
 
――メンタルとフィジカルの両面で、良い相乗効果が生まれているようですね?
 
「だから、今、心掛けているのは、筋力を付けることよりも、使い切ること。持っている筋肉をいかにフル活用するか、いかに使いこなすか。その意味では(興梠)慎三の一瞬に力を込めた時の爆発力は、とても参考になります」
 
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