• トップ
  • ニュース一覧
  • 【浦和インタビュー】キャリアハイの7ゴールを挙げる梅崎司が達した境地。「筋トレや自主トレの量を意識して減らした」

【浦和インタビュー】キャリアハイの7ゴールを挙げる梅崎司が達した境地。「筋トレや自主トレの量を意識して減らした」

カテゴリ:Jリーグ

塚越 始(サッカーダイジェスト)

2015年10月29日

「動き出しのところは、武藤の動きを見ながら、けっこう勉強してきた」

「動き出すタイミングが早く、躊躇がない」武藤を参考に、ゴール前での動きを磨いてきたと言う。写真:サッカーダイジェスト

画像を見る

――振り返ってみると、神戸戦の得点も、チームの攻撃の流れに自然と乗って決めた感じでしたね。
 
「流れが読めたからこそ、ピンポイントで入り込めたんだと思います。予備動作の質、動き出しのタイミング、ともに上手く噛み合って決め切れました。そのあたりは、武藤の動きを見ながら、けっこう勉強してきたんです」
 
――具体的に、武藤選手のどういったところを?
 
「特に動き出しのところです。動き出すタイミングが早く、躊躇がないんですよね。味方がルックアップする瞬間には……、いや、その前の段階で走り出しているから、完全に相手を振り切れる。例えばボランチを経由してワイド(ウイングバック)にボールが入った時には、武藤はもう走り出しています。それでワイドとの呼吸が合えば、クロスやパスにピンポイントで合わせて、得点できる。そういうイメージを周りと共有できているんですよね。それに、限られたスペースの中でのボールの受け方もとても巧い」
 
――〝自然体〞でいることにより、持ち味の積極性がより活きているんですね?
 
「相手の嫌がるベストの選択をしようと心掛けていたら、第1ステージよりも第2ステージのほうが、ドリブルで仕掛ける回数が増えたんです。あまり考えすぎないなかで、持ち味を出せている実感はあります」
 
――また、今季の梅崎選手といえば、ユーティリティ性が重宝されています。第2ステージの柏戦では、左右のシャドー、そしてウイングバックと3つのポジションをこなして、勝利に貢献しました。
 
「そのへんも、あまりこだわらなくなっています。昨季は、シャドーで勝負したい気持ちがとても強かったんですけど、今は与えられたポジションで、役割をしっかりこなし、自分の持ち味を出そうという意識が強いです。もちろん以前からそう思っていたけど、(シャドーへの)こだわりを持つのも大切なんじゃないかと、自分に言い聞かせていたところもあった。でも、今はポジションがどこでも、感じたままプレーしていこうという気持ちで臨んでいます。一方で、守備は感覚ではなく考えてやるべきことが多く、とりわけウイングバックに入れば守備のベクトルも強まります。守備はもっともっと上手くなりたい部分なので意欲も高まっています」
 
――最近の起用法を見ると、ペトロヴィッチ監督のなかで計算の立つ存在になっているように感じます。
 
「それはすごく嬉しいことですね。最近はフル出場の試合も増えてきて(第2ステージ6節から8試合連続で先発し、5戦でフル出場)、状況に応じたポジションチェンジもスムーズにできるようになっています。攻撃的に行く時も、最後をしっかり締める時も、どちらにも対応して、結果を残していきたいです」
 
【関連記事】
【浦和】“レッズ・ベース”がハリルジャパン強化の近道か
【浦和】引退を決断した鈴木啓太。「子どもの頃から、山あり谷ありだった」という人生を変えたオシム日本代表元監督のひと言、その生き様にリンクするニーチェの哲学
【浦和】G大阪戦後の“ある質問”に阿部勇樹が激怒。「正直、頭に来た」
【U-22日本代表】関根貴大――沸き立つ責任感と結果への渇望
【韓国メディアの視点】株価急上昇のFCソウル・高萩洋次郎に「(韓国代表)キ・ソンヨンと比べても遜色ない」の評価

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 唯一無二の決定版!
    2月15日発売
    2024 J1&J2&J3
    選手名鑑
    60クラブを完全網羅!
    データ満載のNo.1名鑑
    詳細はこちら

  • 週刊サッカーダイジェスト いざW杯予選へ!
    3月8日発売
    元代表戦士、識者らと考える
    日本代表の現在地と未来
    2026年へのポイントは?
    J1&J2全クラブ戦力値チェックも
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 夏の移籍を先取り調査!
    3月21日発売
    大シャッフルの予感
    SUMMER TRANSFER
    夏の移籍丸わかり
    完全攻略本2024
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ