「バイタルエリア」で光るものを出せる選手はアイデアがある
普段、サッカーを見るとなると、女子の試合はあまり見ないですね。DAZNで男子のサッカーをよく見るんです。チームではマンチェスター・シティなんですが、どんな崩し方をするのか、サイドからどんなふうにゴール前に持っていくのかは参考になります。あとは私がセットプレーのキッカーを担当しているので、セットプレーではどういう位置にセットして、どんなボールを蹴っているか、ショートコーナーのバリエーションもよく見ますね。
監督もわりとシティの映像を見せてくれますが、プレミアリーグは本当に面白い。なかでも影響を受けているのがデ・ブルイネ選手ですね。日本の選手では香川選手かな。代表に入ってきた頃に見て、本当に巧い選手が出てきたなと思いました。バイタルでも、バイタル以外でも巧いんですが、人が予想しないプレー、相手が分かりづらいプレーをしますよね。こういうふうにできたらすごく楽しそうだな、と見ていて思います。
私自身そうなれるなら、なりたいんですが・・・(笑)。本当に相手が思いもしないプレーをする選手は見ていて楽しい。そんな選手になりたいという想いはあります。
「バイタルエリア」で光るものを出せる選手は、やっぱりアイデアがあるし、そういう選手ほどサッカーをよく知っていたり、判断力が優れていたり。サッカーを知るって言葉では簡単ですけど、すごく難しいですよね。だから、海外のサッカーを見るのも、そこにヒントというか、どんな風に崩すんだろう、セットプレーでどんなボールを蹴るんだろうと、何か自分の中にアイデアとして持っておきたいなという所に繋がるんです。
サッカー選手としては、やり残したという想いがないように、やり切ったと思えるように、本当にサッカーを楽しみたい。それがチーム最年長になったいま思うこと。もちろん、上を目指しながら、その中でも楽しみながらプレーして、そうやって成長していけたらいいですね。今季はアンカーでいま以上にできること、やれることを増やしたい。現時点で1位ですが、そこに満足することなく、常に世界を見つつやっていきたいですね。
――◆――◆――
WEリーグ前半戦最後の試合は、世界的な新型コロナ変異株の感染拡大の影響もあり、延期となってしまったが、この厳しい状況の中でも中島は強い上昇志向を持ち続けている。「現役でいられるのもあと数年だと思うので…」とは言うものの、自身の成長に貪欲に邁進しているのは確か。WEリーグ、そしてなでしこジャパンで、中島依美はまだまだ輝きを放つはずだ。
※このシリーズ了
取材・文●長沼敏行(サッカーダイジェストWeb編集部)
監督もわりとシティの映像を見せてくれますが、プレミアリーグは本当に面白い。なかでも影響を受けているのがデ・ブルイネ選手ですね。日本の選手では香川選手かな。代表に入ってきた頃に見て、本当に巧い選手が出てきたなと思いました。バイタルでも、バイタル以外でも巧いんですが、人が予想しないプレー、相手が分かりづらいプレーをしますよね。こういうふうにできたらすごく楽しそうだな、と見ていて思います。
私自身そうなれるなら、なりたいんですが・・・(笑)。本当に相手が思いもしないプレーをする選手は見ていて楽しい。そんな選手になりたいという想いはあります。
「バイタルエリア」で光るものを出せる選手は、やっぱりアイデアがあるし、そういう選手ほどサッカーをよく知っていたり、判断力が優れていたり。サッカーを知るって言葉では簡単ですけど、すごく難しいですよね。だから、海外のサッカーを見るのも、そこにヒントというか、どんな風に崩すんだろう、セットプレーでどんなボールを蹴るんだろうと、何か自分の中にアイデアとして持っておきたいなという所に繋がるんです。
サッカー選手としては、やり残したという想いがないように、やり切ったと思えるように、本当にサッカーを楽しみたい。それがチーム最年長になったいま思うこと。もちろん、上を目指しながら、その中でも楽しみながらプレーして、そうやって成長していけたらいいですね。今季はアンカーでいま以上にできること、やれることを増やしたい。現時点で1位ですが、そこに満足することなく、常に世界を見つつやっていきたいですね。
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WEリーグ前半戦最後の試合は、世界的な新型コロナ変異株の感染拡大の影響もあり、延期となってしまったが、この厳しい状況の中でも中島は強い上昇志向を持ち続けている。「現役でいられるのもあと数年だと思うので…」とは言うものの、自身の成長に貪欲に邁進しているのは確か。WEリーグ、そしてなでしこジャパンで、中島依美はまだまだ輝きを放つはずだ。
※このシリーズ了
取材・文●長沼敏行(サッカーダイジェストWeb編集部)