【バイタルエリアの仕事人】vol.11 稲垣祥|日本代表招集とルヴァンカップ制覇。飛躍の1年を振り返って思うこととは?

カテゴリ:連載・コラム

渡邊裕樹(サッカーダイジェストWeb編集部)

2021年11月30日

タイトルがもたらしてくれたもの

自身初のタイトルを得て、新たなチャレンジが始まったと語る稲垣。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 サッカーにおける攻守の重要局面となる「バイタルエリア」で輝きを放つ選手たちのサッカー観に迫る連載のインタビューシリーズ「バイタルエリアの仕事人」。第11回は、日本有数の“鉄人”名古屋グランパスの稲垣祥だ。前編ではそんな“鉄人”稲垣が出来上がるまでを語ってくれたが、後編では今後どのような進化を遂げるのかについて見解を伺った。

 今季のルヴァンカップでは、FC東京との準決勝セカンドレグで、80分に窮地を救うアウェーゴールを奪いクラブを初の決勝の舞台に導くと、セレッソ大阪との大一番では79分にチーム2点目となるダメ押し弾を決め、優勝を決定づける活躍でMVPにも選出。自身初のタイトルを手にした稲垣が今思うこととは――。

――◆――◆――

 自分の得意な時間は70分以降。終盤になるにつれて、余計に相手と差が付いてくると思っているので、そこが勝負ですし、そこまで僕を使い続けてくれている監督にも感謝しないといけない。

 終盤で代えられてしまうと、「ここからなのに」という想いをこれまで何度も経験してきました。

 終盤にパフォーマンスを落とさないというのは、メンタルの部分ももちろんあると思いますが、自分の身体的なベースがないとメンタル的にも自信が持てないと思っています。

 結局トレーニングありき。しっかりトレーニングを積んで、そういう身体になっているからこそ、自分の自信につながっていると思います。

 ルヴァンカップではそんな自分が得意な時間帯だということを示せたと思います。相手が疲れてきた時が自分の時間だと思っているので、自分のストロングポイントが出せて良かった。
 
 周りのいろんな方々からタイトルは良いよと聞いていましたが、聞いていた以上にタイトルを獲得するのは気持ちの良いものでした。

 自分自身のキャリアでも初のタイトル。すごく大きなもの、忘れられないタイトルだったと思います。

 今回のルヴァンカップ優勝で、自分のなかでも新たな領域に踏み入れた気持ちもあります。チャレンジになると思いますし、またこれをスタートにいくつもタイトルを取っていけるチームにならないといけないとも思います。

 そういうチーム、クラブになるために、僕をグランパスに呼んでい頂いて、僕自身もグランパスに来る決断をしました。タイトルホルダーとして戦うこれからが大事になると思います。

 勝者のメンタリティというのはあると思っていて、やっぱりタイトルひとつ獲ることで、自信も備わってきて、余計に次のタイトルも欲しくなる。そんな想いは僕個人としてだけでなく、クラブとしても強くなっていくと思うので、来季も楽しみですね。
 
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