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日本、豪州、サウジの“3強”だが侮れない中国とベトナム。カギを握るのはオマーン【最終予選・最新敵国情報】

カテゴリ:日本代表

河治良幸

2021年08月26日

豪州、サウジとは紙一重の攻防が勝敗を分けるだろう

ベトナムとは19年のアジアカップ準々決勝で対戦。堂安(21番)のPK弾で1-0の勝利も苦戦を強いられた。(C)SOCCER DIGEST

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 日本は、現モロッコ代表監督のヴァイッド・ハリルホジッチが率いた前回もオーストラリア、サウジアラビアとは同組で、オーストラリアとは1勝1分、サウジアラビアとは1勝1敗だった。ちなみに最終節のホームゲームで日本に勝利したサウジアラビアは2位で予選突破したが、オランダ人のベルト・ファン・ワルマイクは辞任し、アルゼンチン人のフアン・アントニオ・ピッツィに交代した。

 オーストラリアは3位でプレーオフに回り、シリア、ホンジュラスに勝利して最後の切符を掴んだが、本大会を待たずしてアンジェ・ポステコグルー(現セルティック監督)は辞任し、横浜F・マリノスの監督に就任したことは語り草だ。両国とはいかなる結果になるにしても、紙一重の攻防が勝敗を分けることになるだろう。

 サウジアラビアとはアジアカップのラウンド16で対戦し、70パーセント以上もボールを持たれ、シュートも倍以上を打たれる厳しい試合展開の中で、CKから冨安健洋が挙げた代表初ゴールを何とか守り切った。

 大会後、サウジアラビアはピッツィ監督が辞任し、ロシア・ワールドカップでモロッコ代表を率いていたフランス人のエルヴェ・ルナールが就任。ショートパスを主体としたサッカーのベースを引き継ぎながら、サイドアタックやショートカウンターも強化して、強豪ウズベキスタンと同居した2次予選を6勝2分の好成績で突破した。

 自慢のセクションは4-2-3-1の2列目で、右のアル・ムワラドや左のアブドゥルラフマン・ガレーブが縦の仕掛けや斜めの飛び出しを繰り出せば、司令塔アル・ファラジュがトリッキーにアクセントを付ける。ボランチのアブドゥラー・オタイフとアル・ハッサンはボールを奪う能力と配球の両面に優れており、日本も簡単に中盤で自由を与えてはもらえないだろう。
 
 一方のオーストラリアは東京五輪の代表チームを兼任していたグラハム・アーノルドが率いており、4-3-3、4-4-2、3-4-2-1など複数のシステムを使い分けるなど、可変性の高いモダンなスタイルをチームに植え付けている。

 守護神のマシュー・ライアン、かつてフランクフルトなどで活躍し、現在はメルボルン・シティに所属するマシュー・レッキーなど、ポステコグルー時代から“サッカルーズ”を支える主力もいるが、ロシア・ワールドカップ後にアーノルド監督が就任してから見出されたタレントも少なくない。

 攻撃の中心を担うフランクフルト所属のアルディン・フルスティッチはA代表デビューこそポステコグルー時代の2017年だが、定着したのはアーノルド監督になって以降だ。さらに五輪世代から大型センターバックのハリー・サウターなどが台頭してきており、東京五輪で10番を背負ったデニス・ジャンローや浦和レッズのトーマス・デンなど、最終予選で主力に割り込んでくることが期待されるタレントは多い。
 
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