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東京五輪代表22人のW杯アジア最終予選でのリアルな戦力評価。欧州移籍を叶えた田中、三笘、林らの位置づけは…

カテゴリ:日本代表

元川悦子

2021年08月11日

【DF】A代表の懸案ポジション=左SBで最も計算できるのは…

五輪では左サイドバックとして安定した守備を見せた中山。A代表でも戦力となり得るところを見せた。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

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【DF】
中山雄太(ズウォーレ/オランダ)=◎

 今大会は左サイドバック(SB)として全試合に先発。対人守備の強さを遺憾なく発揮した。フランス戦ではボランチに入る時間帯もあり、マルチ能力も大いにアピールした。長友佑都の新天地が決まっていない今、守備面で一番計算できる左SBは彼かもしれない。

板倉 滉(フローニンヘン/オランダ)=◎
 冨安健洋のケガがあっても守備陣が崩れなかったのは、板倉がいたから。スペイン戦のアセンシオの決勝弾のシーンは悔やまれるものの、大会を通して安定感あるプレーを披露。ボランチのバックアップとしても存在感を示し、A代表DF陣とも十分競争できそうだ。

旗手怜央(川崎フロンターレ)=△
 三笘薫の負傷もあり、左MFでも重用されたが、A代表はその位置に南野拓実、原口元気という実績ある面々がいる。左SBとしては中山の方が計算できるため、当面のA代表入りは難しいかもしれない。ただ、今後の伸びしろ次第で可能性がないわけではない。
 
冨安健洋(ボローニャ/イタリア)=◎
 東京五輪はケガと出場停止で3試合先発にとどまったものの、これまでのA代表と海外での実績を踏まえると、彼の序列は簡単には変わらない。ただ、板倉らの追い上げもあるだけにウカウカしてはいられない。まずは新シーズンのパフォーマンスに注目だ。

橋岡大樹(シント=トロイデン/ベルギー)=△
 酒井宏樹が出場停止となったNZ戦では右SBでの奮闘が光った。が、現時点では酒井に加え、室屋成、山根視来といった面々がA代表に控えている。橋岡がベルギーで劇的な成長を遂げれば状況は変わるかもしれないが、直近の招集は難しそうだ。 

町田浩樹(鹿島アントラーズ)=△
 もともとバックアップ選出ながら、初戦の南アフリカ戦のピッチに立つ機会を得たのは前向きな要素。ただ、DF陣は選手層が厚いだけにA代表に食い込むのは至難の業だ。鹿島から2018年ロシアW杯に参戦した先輩・昌子源の系譜を継ぎたいところだが……。

瀬古歩夢(セレッソ大阪)=△
 町田と同じバックアップだったが、残念ながら五輪での出場機会はなかった。本人も悔しさひとしおで、セレッソ大阪での再起を誓っている。DF陣は激戦であるため、なんらかの傑出した存在感を示さないことには、直近のA代表入りのハードルはやはり高い。
 
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