東京五輪の３位決定戦で敗れ、メダル獲得を逃したU-24日本代表。グループステージを唯一の３連勝で突破し、ベスト４に進んだ点は評価できるが、スペインとの準決勝とメキシコとの３位決定戦では、世界の強豪との差を見せつけられたのも事実だ。
敗戦翌日、オンラインでの取材の反町康治委員長の口から、驚きの言葉を聞いた。MFの遠藤航が試合後、「ドイツでは奪えるのに、あの２か国（スペインとメキシコ）からはボールを奪えない。自分の射程圏内に入ってもできない」とこぼしたというのだ。
遠藤と言えば、昨シーズンのシュツットガルトで、ブンデスリーガのデュエル勝利数１位（476回）に輝いた１対１の強さが持ち味だ。実際、今大会でもその能力を存分に発揮。日本の守備が堅固だったのは、もちろん最終ライン４枚の安定感もあるが、田中碧とダブルボランチを組んだ遠藤の貢献も大きかった。
【PHOTO】マイアミの奇跡！グループリーグ突破！ベスト４！歴代五輪代表の激闘を激選ショットで振り返る！
「さすがに手を焼いているな」という印象
その“デュエル王”でも、スペインやメキシコからはボールが取れなかったという。ただ、グループステージでメキシコと対戦した時（日本が２-１で勝利）は、いつも通りボール奪取はできていたように思う。準決勝で一段ギアが上がり、しかも一度対戦した後でのメキシコ戦では、また別の感覚を持ったのだろう。
スペイン戦では、遠藤がプレスを掛けようとした瞬間、注目のMFペドリがターンをしてマークを剥がした瞬間があった。「さすがに手を焼いているな」という印象だったが、本人もボールを取り切れないもどかしさを感じていたようだ。それでも、チェックは怠らず、ペドリに決定的な仕事をさせなかった点はさすがだったが。
五輪ではベスト４の壁、ワールドカップではベスト16の壁。日本がこれを乗り越えるのは、スペインやメキシコのような相手に勝たなければならない。その難しさを改めて痛感させられた、遠藤の言葉だった。
取材・文●江國 森（サッカーダイジェストWeb編集部）
【五輪代表PHOTO】U-24日本１-３U-24メキシコ｜三笘が反撃の１点を返すも追加点が遠くメキシコに敗戦 53年ぶりのメダル獲得とはならず...
スペイン戦では、遠藤がプレスを掛けようとした瞬間、注目のMFペドリがターンをしてマークを剥がした瞬間があった。「さすがに手を焼いているな」という印象だったが、本人もボールを取り切れないもどかしさを感じていたようだ。それでも、チェックは怠らず、ペドリに決定的な仕事をさせなかった点はさすがだったが。
五輪ではベスト４の壁、ワールドカップではベスト16の壁。日本がこれを乗り越えるのは、スペインやメキシコのような相手に勝たなければならない。その難しさを改めて痛感させられた、遠藤の言葉だった。
取材・文●江國 森（サッカーダイジェストWeb編集部）
【五輪代表PHOTO】U-24日本１-３U-24メキシコ｜三笘が反撃の１点を返すも追加点が遠くメキシコに敗戦 53年ぶりのメダル獲得とはならず...
Facebookでコメント
-
年末恒例の決定版！
12月19日発売 PERFECT REVIEW
2024 Jリーグ総集編
激動シーズンを総括
完全保存版のデータブック
-
プレシーズン恒例企画
1月14日発売 2025シーズン
J1&J2全40クラブの
最新陣容
新戦力の起用法＆布陣は!? -
年明け特別企画
1月16日発売 カルチョの伝説が甦る！
セリエＡ50年史
燦然と輝くレジェンドや
ファンタジスタがこの一冊に -
完全保存版
1月17日発売 第103回全国高校サッカー選手権
決戦速報号
前橋育英が７年ぶりの戴冠
全47試合＆活躍選手を詳報！
定価：1650円（税込）
定価：800円（税込）
定価：880円（税込）
定価：1100円（税込）
