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アジア最終予選、ベスト&ワーストの組分けを徹底考察!“日韓戦”は常に真剣度が高いが…

カテゴリ:日本代表

河治良幸

2021年06月25日

突破だけを考えればUAEを引きたいところだ

UAEとはロシアW杯の最終予選でも対戦。ホームでは1-2と敗れたものの、アウェー(写真)では2-0と勝利を収めた。(C)SOCCER DIGEST

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 ポット3のサウジアラビアとUAEに関しては、サウジアラビアと別れるほうが望ましい。サウジアラビアとの対戦成績は8勝1分4敗だが、過去に多くの死闘を繰り広げてきた。記憶が新しいところでは、2019年のアジア杯で日本はサウジアラビアにボール保持率で大きく上回れながら、少ないチャンスをものにして1-0で勝利した。なお前回の最終予選では1勝1敗だったが、ポテンシャル的にはポット1とポット2に引けを取らない実力国であり、一時期の停滞からも脱している。

 森保ジャパンの成長を確認する意味では興味深い相手だが、突破だけを考えればUAEを引きたいところだ。もちろんUAEも侮れる相手ではない。ロシアW杯の最終予選ではホームでまさかの敗戦を喫し、アウェーでは川島永嗣のビッグセーブや今野泰幸の活躍で2-0と勝利した。

 さらに遡ると15年のアジア杯では準々決勝で延長戦の末、PK戦で敗退させられた因縁の相手でもある。それでも徹底的にボールを握りに来る現在のサウジアラビアはやりにくく、実力もより接近しているためUAEがベターと見る。

 ポット4のイラクと中国もチーム力、日本との相性ともに大差ない。イラクは二次予選のイラン戦などを見てもかなり手強い。ただ、引き続き政情不安によりアジア予選でのホーム使用が認められておらず、二次予選ではヨルダン、バーレーン、サウジアラビアなどの会場をホーム扱いで回していた。中東遠征はハードだが、日本は欧州組がメインになるため、うまく日程が組まれれば主力選手が直接、中東入りすることも可能だ。
 
 中国はエウケソンやアランなど5人の“帰化組”を擁しており、エスパニョールに所属するウーレイなども脅威だ。二次予選は出足に躓き、マルチェロ・リッピ監督が途中辞任する事態となった。しかし、後半戦はリー・ティエ監督のもとで巻き返し、最終節のシリア戦はハードワークを前面に押し出した戦いで3-1と勝利した。

 ただし、中国は新型コロナウイルスに対して厳格な体制を敷いており、二次予選でもシリアとモルディブに感染者が確認されたことを受けて、ホーム開催の会場をUAEのシャールジャに変更している。いろいろな読みにくさを考えてもイラクのほうが若干ベターか。
 
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