• トップ
  • ニュース一覧
  • 【識者が選ぶラ・リーガのワースト11】マドリーから3人、バルサから2人を選出! 最大の失望は…

【識者が選ぶラ・リーガのワースト11】マドリーから3人、バルサから2人を選出! 最大の失望は…

カテゴリ:ワールド

下村正幸

2021年06月02日

不可解なほどチャンスを与えられなかったピャニッチ

 左SBにセレクトしたマドリーのマルセロも、運動量や守備力がネックとなっている点では同じ。こちらは年齢による衰えが原因で、ジネディーヌ・ジダン監督は、持ち前の攻撃力を活かすべく、システムを3バックに切り替えてWBとして起用する機会のほうが多かった。2節のヘタフェ戦(2月に延期開催)で活躍したと思ったら、後半負傷しそのまま戦線を離脱するなど、コンディションの不安は最後まで付きまとった。

 中盤に目を向けると、まずピボーテはバルサのミラレム・ピャニッチを選出した。ユベントスでの最終シーズンからパフォーマンスが下降気味で、すでに全盛期を過ぎてしまった感もあるが、それにしても不可解なほどチャンスを与えられなかった。

 ピボーテは一人者のセルヒオ・ブスケッツにやはり一日の長があり、インサイドハーフとしてはダイナミズムでフレンキー・デヨング、ボールを循環させ味方と味方を繋ぐプレーでペドリの域に及ばず、しかも控えとしても終盤イライシュ・モリバにも先を越されてしまう有様だった。
 
 散発的な出場に留まったのはイスコも同様だ。印象に残る活躍を見せたのは負傷で欠場したカリム・ベンゼマに代わりファルソ・ヌエベ(偽の9番)として起用されたチャンピオンズ・リーグのラウンド・オブ16第1レグのアタランタ戦など数えるほど。

 キープ力がありタメを作れる一方で、球離れが遅くなる傾向も相変わらずで、出番が減少する中で次第にモチベーションも低下したようだった。第一次政権時には重用していたジダン監督も、その異才をどう活用していいか持て余してしまった印象だ。

 中盤のもう1枚はオスカル・ロドリゲスだ。レガネスで活躍し、新シーズンの開幕を控えた9月にA代表にもデビュー。上り調子の中でセビージャに加入したが、定番システムの4-3-3のインテリオール、ボランチ、ウイングいずれのポジションでも居場所を確保できなかった。出番が限られるため、得意のプレースキックも宝の餅腐れで、最後までチームの好調な波に乗れなかった。
 
【関連記事】
【識者が選ぶラ・リーガのベスト11】MVPは王者アトレティコのMFを選出! バルサとマドリーからは2人ずつを…
【識者が選ぶブンデスのワースト11】期待外れのドルトムントから4人を選出、降格を防げなかった大迫も…
【識者が選ぶプレミアのワースト11】ビッグ6から9人を選出!衝撃的な不調だったのが…
【識者が選ぶセリエAのワースト11】王者陥落のユベントスから最多の4人! 得点ランク1位のC・ロナウドを選出した理由は…
マドリー首脳陣、ジダンの非難に不満? 「自己批判が足りない」と現地紙報道

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 唯一無二の決定版!
    2月15日発売
    2024 J1&J2&J3
    選手名鑑
    60クラブを完全網羅!
    データ満載のNo.1名鑑
    詳細はこちら

  • 週刊サッカーダイジェスト いざW杯予選へ!
    3月8日発売
    元代表戦士、識者らと考える
    日本代表の現在地と未来
    2026年へのポイントは?
    J1&J2全クラブ戦力値チェックも
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 夏の移籍を先取り調査!
    3月21日発売
    大シャッフルの予感
    SUMMER TRANSFER
    夏の移籍丸わかり
    完全攻略本2024
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ