ミランからも2人をセレクト
ワーストプレーヤーを選ぶのは、ベストプレーヤーを選ぶよりずっと難しい。本当に「ワースト」なプレーヤーは、たとえピッチに立つことができたとしても及第点をクリアすることができず、早晩出場機会を失う運命にあるからだ。
したがって、ここで選んだのは、絶対的なパフォーマンスが低かったというわけではなく、むしろ大きな期待を受けながらそれに見合った活躍ができなかった、あるいは何かしらネガティブな要素を含むシーズンを送った選手たち、ということになる。
ベスト11にも選出したクリスチアーノ・ロナウドを、あえてワースト11にも入れた理由は、まさにそこにある。得点ランクでダントツの29ゴール(第37節終了時点)を挙げたのは確かだ。しかしゴール以外の部分ではチームへの貢献度が低く、組織的メカニズムの中で機能したとは言えなかったこともまた事実であり、それがユベントス低調の原因のひとつとなったことは否めない。得点は挙げたものの、チームの勝利に対する貢献という観点からみたトータルの収支はマイナスだったということだ。
したがって、ここで選んだのは、絶対的なパフォーマンスが低かったというわけではなく、むしろ大きな期待を受けながらそれに見合った活躍ができなかった、あるいは何かしらネガティブな要素を含むシーズンを送った選手たち、ということになる。
ベスト11にも選出したクリスチアーノ・ロナウドを、あえてワースト11にも入れた理由は、まさにそこにある。得点ランクでダントツの29ゴール(第37節終了時点)を挙げたのは確かだ。しかしゴール以外の部分ではチームへの貢献度が低く、組織的メカニズムの中で機能したとは言えなかったこともまた事実であり、それがユベントス低調の原因のひとつとなったことは否めない。得点は挙げたものの、チームの勝利に対する貢献という観点からみたトータルの収支はマイナスだったということだ。
チームとして最も期待を裏切ったユベントスから、さらに4人を選出せざるを得なかったのは、仕方のないところだと思う。パウロ・ディバラは、COVID-19感染や故障のおかげで、一度も十分なコンディションでピッチに立つことができなかった。誰もが認めるタレントの持ち主でありながら、それを全面的に開花させることができないまま27歳というピークの年齢で迎えた「勝負の年」が失望で終わることになったのは残念だ。
鳴り物入りで加入しながら、自身の明確なプレースタイルを確立できないまま中途半端な1年を送ったデヤン・クルセフスキ、今なおユベントスにふさわしいプレーヤーであるのかが定かでないアドリアン・ラビオ、さらにはキャプテンでありながらシーズン終盤にはベンチを暖めるなど、リーダーシップを十分に発揮できなかったクリスティアン・ボヌッチも、低調ユーベを象徴する存在だった。