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【五輪後の日本代表スタメン&序列予測】興味が尽きない“Wトップ下”。人材不足の左SBの候補者は?

カテゴリ:日本代表

河治良幸

2021年05月26日

右サイドは本職として坂元達裕を推したい

初招集された3月シリーズは怪我により不参加だった坂元。6月シリーズの4試合でアピールできるか。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 2列目はどうやってもリストから溢れてしまうほど候補がいるなかで、南野拓実と鎌田大地の“Wトップ下”的な関係が面白く、森保ジャパンの看板になっていく可能性がある。これは久保建英がトップ下の場合も同じで、2列目の左右どちらかをトップ下タイプの選手、もう一人を純然たるサイドアタッカーやストライカーにすることで、近い距離感のコンビネーションとサイドの突破という2つの武器を同時に持てる。

 その意味では鎌田と南野が組む場合、右側は必然的に伊東純也が一番手になる。その伊東もアウトサイドから仕掛ける以外のプレーも身につけているが、堂安律もブンデスリーガでインサイドとアウトサイドの両ポジションを経験することでプレーの引き出しが増えており、現時点では伊東とハイレベルにポジションを争っていけるはず。ただし、二人とも来シーズンの環境がどうなるかで成長度合いが変わってくる可能性が高い。

 U-24のアルゼンチン戦では久保と食野亮太郎が鎌田と南野とはまた少し関係が違うものの、やはり頻繁にポジションチェンジを繰り返す一方で、左サイドから相馬勇紀が縦に突き崩すという関係だった。いずれにしても4-2-3-1の場合はSBとの関係も含めて、2列目の非対称な立ち位置で相手を混乱させるという狙いは表われてきている。

 右の3番手候補はU-24の三好康児か久保だが、二人とも本質的にはインサイドとのマルチなので、本職として坂元達裕を推したい。U-24世代ではないが、6月シリーズのA代表に招集されており、4試合で一気にアピールする可能性がある。左はもともと原口元気が筆頭株だが、韓国戦でうまくはまった非対称な“Wトップ下”を継続するなら、南野が左の一番手になる。ただし右が左利きの堂安や坂元の場合、左を原口にしたほうがバランスは良い。
 
 ストライカータイプの古橋亨梧を二列目に使う場合はゴールに迫力を出したい時で、仮に前田がA代表に組み込まれる場合もそうした意味合いも強い。一方で今回リストに入れられなかったが、ミャンマー戦のメンバーにも選ばれているU-24の遠藤渓太はアウトサイドのプレーを得意としており、彼がA代表に定着してくると、また2列目の中央、右のチョイスにも影響しうる。

 遠藤の他にも左サイドは三笘薫や相馬、SBのマルチで旗手怜央など楽しみなタレントに事欠かないポジションだが、もともと原口が健在なところに“Wトップ下”の起用法がメインになる場合にどう序列を突き崩していくかは東京五輪の本番も含めて興味深い。
 
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