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J過密日程でU-19日本代表のレギュラー争いが激化!久保建英は招集せずも、前線はタレントが目白押し

カテゴリ:高校・ユース・その他

松尾祐希

2020年09月18日

GK陣は多彩な人材が揃う。一方でセンターバックは層が薄いか

浦和で2種登録される鈴木。アメリカ生まれのスケールの大きなGKだ。写真:徳原隆元

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 現状でU-19代表のレギュラーは決まっていない。多くの選手を手元に呼び、4−4−2をベースにしながら最適解を探っている段階だ。ただ、現時点でベストメンバーを考えるのであれば、代表での実績や所属クラブでの状況が判断材料となる。

 まず、GKを見ていくと、多くの選手が出場機会を得ている。小畑裕馬(仙台)はリーグ戦で5試合に出場。直近8試合はベンチに甘んじているが、好セーブでチームを救う場面も少なくなかった。昨秋のU-19アジア選手権予選に出場した山田大樹(鹿島)もJ1で2試合を経験するなど、徐々にプロの水に慣れつつある。ただ、GKは近年稀に見るほど層が厚いポジション。彼らであっても簡単に守護神の座は掴めない。

 最も一番手に近いのは、高校3年生ながら浦和でトップチームに所属する鈴木彩艶だろう。卓越したGKスキルと正確なフィードで昨秋のU-17ワールドカップで活躍。ガーナ人の父親から譲り受けた身体能力にも非凡なものがあり、ポテンシャルは測り知れない。さらに海外組では小久保玲央ブライアン(ベンフィカU-19)の評価が上昇。昨年末には飛び級でU-22代表に招集され、先月行なわれたUEFAユースリーグ(UEFAチャンピオンズ・リーグのユース版)ではチームの準優勝に貢献した。昨秋のアジア選手権予選では一番手として起用されており、ナイジェリアにルーツを持つ大型GKも確かな実力を持っている。鈴木と同じく高校3年生でトップチームに籍を置く野澤大志ブランドン(FC東京)も控えており、GKのレベルは非常に高い。

 一方、DF陣は他のポジションに比べて層が薄く、不安を抱えている。特にCBは絶対的な軸がおらず、Jの舞台でレギュラーの座を掴んでいる選手がいないからだ。CBでは昨秋のU-17ワールドカップで株を上げた鈴木海音(磐田U-18)と半田陸(山形)のコンビに期待が集まるが、柱と呼ぶには心許ない。膝の大怪我で1年近く戦列離れていた馬場晴也(東京V)、J1で出場機会を増やしつつある木村誠二(FC東京)といった未招集組の台頭にも期待が掛かる。

 右SBは成瀬峻平(名古屋)がクラブでレギュラーの座を掴んでおり、現状では一番手となる。三原秀真(愛媛)、畑大雅(湘南)といった常連組も状態は悪くなく、未招集組の中村拓海(FC東京)が出場機会を増やしているのもプラスの材料だ。左SBは横一線で、バングーナガンデ佳史扶(FC東京)、加藤聖(長崎)がポジションを争う。ただ、高校2年生でJ1デビューを果たした中野伸哉(鳥栖U-18)もクレバーなプレーを見せており、今後の成長次第ではレギュラーを奪っても、なんら不思議ではない。
 
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