• トップ
  • ニュース一覧
  • 「強化方法の真価も問われる戦いになる」3大会連続のU-20W杯出場へ、指揮官が描くコロナ禍でのチーム作りとは?

「強化方法の真価も問われる戦いになる」3大会連続のU-20W杯出場へ、指揮官が描くコロナ禍でのチーム作りとは?

カテゴリ:高校・ユース・その他

松尾祐希

2020年06月19日

ピラミッド方式で強化を図る日本のやり方がコロナ禍でどう転ぶか?

 ぶっつけ本番は避けたい――。新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着いた上で一度は活動を行なう。それが指揮官の願いである。となると、重要になるのが活動再開の見極めと各クラブとの連携だ。

 以前であれば、海外遠征や一箇所に選手を集める短期の国内キャンプを定期的に行なってきた。しかし、その方法を取ると、感染のリスクを高めてしまう。また、今年はJリーグや育成年代のリーグ戦などが過密スケジュールとなる。疲労の蓄積や起用法に幅を持たせる考えで、各チームが選手の派遣に難色を示しても不思議ではない。そうした現状を影山監督も理解しており、リスクを最小限に押さえた上で各クラブに協力を仰ぎたい意向を持っている。

「代表の活動再開について、どこでデッドラインを引くのか。例えば、イラクとかサウジアラビアやイラクなどは大会1か月前からU-19世代のトップ選手を集めて集中的に鍛える方法を取っています。一方で日本は各クラブの強化に主眼を置き、代表を頂点にするピラミッド方式で強化を図っています。なので、活動日数でいえば、元々日本は少ないんですよ。ただ、今回に限って直前の長期キャンプを行なった国が功を奏したと言われないように、デッドラインを考えないといけません。その上で活動を再開したいのですが、地域間の移動は感染のリスクを高めてしまいます。であれば、代表スタッフが出向いて東と西で1回ずつ合宿を行なうべきかもしれません。また、ラージグループや1つ下の学年は1日だけ集めて、すぐにクラブへ返す。そうしたリスクヘッジは当然ですけど必要になります。もちろん、各クラブに迷惑が掛からないようにした上で代表活動の再開を願っています。でも、万が一強化日程のデットラインを超えてしまったのであれば、申し訳ないですが、『代表を優先させてもらいたい』、『ご理解をお願いします』と頭を下げたいと思っています」
 
【関連記事】
「非常に難しいタスク」コロナ禍を乗り越え…U-19日本代表はW杯出場権を獲得できるのか?
日本は韓国、イラク、バーレーンと同居!10月開催予定のU-19アジア選手権の組み合わせが決定。第3戦が日韓戦
「過去とは全く異なる準備状況」と森山佳郎監督も警戒!U-16アジア選手権、日本はサウジ、中国、インドネシアと同居
なでしこを再び世界一に――「WEリーグ」発足でプロ化した日本の女子サッカーはどう変わる?
第100回天皇杯の日程、大会方式が正式決定!J1は2枠、J2、J3が各1、全52チームで雌雄を決する

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ