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「川崎に近いけど、もっと細かいスタイル」大久保嘉人がヴェルディを選んだ理由と大先輩の指揮官に抱く想い

カテゴリ:Jリーグ

松尾祐希

2020年01月21日

若手へ自らの経験を伝える役割も率先して遂行

すでに新天地でのトレーニングに励んでいる。大久保の加入で東京Vは悲願のJ1復帰を果たせるか。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

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 気になるのは大久保に求められる役割だが、やはり得点を奪うことには違いないだろう。合流して間もない中で、大久保もイメージは持っている。

「ヴェルディのサッカーをすれば、バイタルエリアが最後に空く。そこから自分が飛び出してもいいし、ミドルシュートも打てるはず。ミドルシュートが打てれば、相手も前に出てくるのでいろんなアイデアが出てくると思う」

 左右に揺さぶりながら、空いた瞬間を見逃さない。4−3−3を基本とする東京Vのシステムにおいて、最前線の中央はフリーマンの役割を担う。チャンスメイクに関わりながら、アタッキングサードでフィニッシュに絡む。ゴール前で多くのチャンスに絡めれば、自ずとチームを勝利に導く得点も増えてくるはずだ。

 今年からチームに加わった江尻篤彦強化部長も、大久保に大きな期待を寄せるひとり。大久保だけでチームが成り立つわけではないとしつつ、「やっぱり彼に求めるのは得点のところ。彼もそう思っている。ただ、彼だけが良くてもダメ。彼を機能させるために組織がある。そういうものを構築してほしい」と、早い時期にフィットすることを願った。

 すでに大久保はチーム内で積極的にコミュニケーションを取っており、徐々にチーム内に馴染みつつある。それだけではなく、若手へ自らの経験を伝える役割も率先して遂行。今季からトップチームに昇格した藤田譲瑠チマも言う。

「中村憲剛さんの話を聞いて、ためになることしかなかった。また、フロンターレでは縦パスのタイミングが凄いことを聞いて、受け手が相手と1メートル離れていれば、そこに通ると教えてもらいました。そこから自分も意識しています」

 08年以来のJ1復帰を目指す東京Vで、大久保はどんなプレーを見せるのか。慣れ親しんだ背番号13を背負い、尊敬する先輩を男にするためにボールを追い続ける。

取材・文●松尾祐希(フリーライター)

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