「今いるこの環境が当たり前だと思わないようにしないといけない」
南葛SCに来るまで、東京・葛飾区とは縁遠かった。今は一人暮らしで自炊はほぼせず、馴染みとなった店などで外食中心の日常生活を送る。アマチュア選手の多い南葛SCでは、平日の練習は夜間。昼間は仕事をしている選手がほとんどのため、昼間は基本一人で、空いた時間はサッカーの試合を観ることが多い。たまに遠出して都心に行くことがリフレッシュになる。
「いい意味で東京っぽくないというか、洗練されていないというか。葛飾に来た当初はビックリしましたけどね(笑)。下町の風情がたっぷりで、昼間に歩いていても酔っ払いのおじさんに出くわしたり(笑)。でもそれも含めて葛飾が好きになりました。人情に厚いというのは確かにあると思います」
ひとりでいる時間は多いが、外に出れば誰と話すでなくとも“ひとり”という感覚が薄まるのかもしれない。たしかにそう感じさせるぬくもりのようなものがこの町にはある。だからこそ、南葛SCに対する期待もよく伝わってくる。
「東京都1部リーグでここまで恵まれた環境はなかなかないと思います。用意されているものもあるし、メディアにも取り上げてもらえるし、注目度も高い。人工芝で練習できるし、ロッカーもある。水も用意してくれていますし、今シーズンは練習着も用意してくれて、ユニフォームは洗濯して持ってきてくれて…言い出せばきりがないくらい恵まれている点があります。正直、もっと環境を落としてハングリー精神を養った方がいいのでは、と思うくらいです。だから、今いるこの環境が当たり前だと思わないようにしないといけない。この恵まれた環境が期待や注目度の表われだと受け止めてもっと頑張らないと」
本来声を荒げるタイプではないし、泥だらけになって闘志を前面に押し出すタイプでもない。目指すのは常に余裕を感じさせながらも効果的なプレーを続け、要所で試合を決めるプレーを見せるスタイルだ。ボクシングではないがイメージで表現するならば、さしずめ「蝶のように舞い、蜂のように刺す」ようなプレーか。
だが、言うべきことは言うし、やるべきことはやる。応援してくれる人たちの昨シーズンの悔しさを直に知っているからこそ、環境に甘えてはいけないと思うからこそ、そして先述したように、チームが勝つために自分が何をすべきかを考えているからこそ、ひょっとしたら本人も意識していないところで、熱のこもったプレーが出ているように感じる。少なくとも、見ている側からすればそう感じさせるものがあるのだ。
「いい意味で東京っぽくないというか、洗練されていないというか。葛飾に来た当初はビックリしましたけどね(笑)。下町の風情がたっぷりで、昼間に歩いていても酔っ払いのおじさんに出くわしたり(笑)。でもそれも含めて葛飾が好きになりました。人情に厚いというのは確かにあると思います」
ひとりでいる時間は多いが、外に出れば誰と話すでなくとも“ひとり”という感覚が薄まるのかもしれない。たしかにそう感じさせるぬくもりのようなものがこの町にはある。だからこそ、南葛SCに対する期待もよく伝わってくる。
「東京都1部リーグでここまで恵まれた環境はなかなかないと思います。用意されているものもあるし、メディアにも取り上げてもらえるし、注目度も高い。人工芝で練習できるし、ロッカーもある。水も用意してくれていますし、今シーズンは練習着も用意してくれて、ユニフォームは洗濯して持ってきてくれて…言い出せばきりがないくらい恵まれている点があります。正直、もっと環境を落としてハングリー精神を養った方がいいのでは、と思うくらいです。だから、今いるこの環境が当たり前だと思わないようにしないといけない。この恵まれた環境が期待や注目度の表われだと受け止めてもっと頑張らないと」
本来声を荒げるタイプではないし、泥だらけになって闘志を前面に押し出すタイプでもない。目指すのは常に余裕を感じさせながらも効果的なプレーを続け、要所で試合を決めるプレーを見せるスタイルだ。ボクシングではないがイメージで表現するならば、さしずめ「蝶のように舞い、蜂のように刺す」ようなプレーか。
だが、言うべきことは言うし、やるべきことはやる。応援してくれる人たちの昨シーズンの悔しさを直に知っているからこそ、環境に甘えてはいけないと思うからこそ、そして先述したように、チームが勝つために自分が何をすべきかを考えているからこそ、ひょっとしたら本人も意識していないところで、熱のこもったプレーが出ているように感じる。少なくとも、見ている側からすればそう感じさせるものがあるのだ。