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「ネイマール・フェノーメノ」は「ロナウド・フェノーメノ」のようにセレソンを世界制覇に導けるか?

カテゴリ:PR

沢田啓明

2017年12月23日

ネイマールは新しいフェノーメノの名に相応しい。

ネイマール(右)にとってロナウド(左)は真のレジェンド。いまでも尊敬の念を隠さない。写真:Getty Images

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 一方、現ブラジル代表の新たなフェノーメノが、ネイマールだ。しなやかな身のこなしから生まれる驚異的な加速、本人が「ボールを持ったら自分でも何をするかわからない」と語る無尽蔵のアイデアと、それを可能とする完璧なテクニックを備える。ロナウドとプレースタイルは異なるが、そのスピードと類まれなゴールセンス、規格外の存在という意味で、フェノーメノの名が相応しい。
 
 単独ドリブルでがむしゃらにゴールを目指すかと思えば、味方との連携で相手守備陣を崩壊させたり、あるいは囮となって味方の決定機を演出したりと、プレーの多彩さでは元祖フェノーメノを凌駕する。
 
 11歳の時に名門サントスでまずフットサルをはじめ、やがて掛け持ちでサッカーの13歳以下のチームに加わった。17歳でプロデビューし、10年8月には18歳でブラジル代表初キャップと出世街道をひた走った。
 
 13年、21歳でバルセロナへ加入。リオネル・メッシ、ルイス・スアレスとのMSNトリオの一員として世界中を魅了した。そして17年8月、フットボール史上最高額の2億2200万ユーロ(約288億円)でパリ・サンジェルマンへ移籍して話題をさらったのは記憶に新しい。
 
 ネイマールはロナウドのような純正9番ではないにもかかわらず、得点力も極めて高い。クラブレベルではすでに260点以上を挙げており、代表ではすでに83試合で歴代5位の53得点。ブラジル国内では「いずれロナウド・フェノーメノもペレも追い抜き、歴代トップに躍り出るだろう」と言われている。
 
 とはいえ、元祖フェノーメノと同様、これまでのキャリアで挫折も味わっている。14年夏、22歳で迎えた自国開催W杯で大黒柱としての役割を期待され、グループリーグでは2得点を挙げた。しかし、準々決勝のコロンビア戦で背中に膝蹴りを食らって脊椎を骨折し、準決勝以降の試合を欠場。母国がドイツに1-7という歴史的大敗を喫するのを、テレビの前で見守るしかなかった。
 
 18年夏、このときの悔しさを胸に再び夢舞台に挑む。そう、ロシアW杯だ。
 
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