【現地発】デ・ブルイネの「インテリジェンス」がマンCの圧倒的な破壊力を生む

カテゴリ:PR

田嶋コウスケ

2017年11月28日

「グアルディオラ政権でもっとも影響力を持つ」との賛辞も。

ペップ政権2年目のマンCにあって、デ・ブルイネは攻撃の要として機能。圧倒的な存在感を放っている。(C)Getty Images

画像を見る

 プレミアリーグで首位を快走するのが、マンチェスター・Cだ。2位マンチェスター・Uに8ポイント差をつけるチームが、13節までに記録した得点数は「42」。2位のマンチェスター・U(28点)、同3位のリバプール(24点)に大差を付けて、ゴール数でも独走態勢を築いている。
 
 そんな好調を維持するチームの中で抜群の存在感を放っているのが、ケビン・デ・ブルイネだ。昨シーズンまでは中央をスタートポジションにしながらもサイドに流れるケースも多かったが、今シーズンは中央に留まってゲームメークに専念する時間帯が増えている。
 
 この変化の影響もあってか、デ・ブルイネはここまでリーグ2位の6アシストをマーク。スルーパスの成功本数は18本で、2位のセスク・ファブレガス(10本)を引き離し、リーグトップの数字を叩き出している。ボールタッチ数は1253本で3位、ファイナルサードにおけるパス本数も294本で堂々のリーグ2位。機を見て狙うミドルシュートやカウンター時のドリブル突破でも威力を発揮し、文字通りマンチェスター・C攻撃陣を牽引している。
 
 手厳しい英メディアも26歳のベルギー代表MFへ賛辞の言葉を惜しまない。『ガーディアン』紙が「今シーズンのベストチームはマンチェスター・C。そして、ベストプレーヤーが・デブルイネだ」と称賛すれば、『デーリー・メール』紙も「ジョゼップ・グアルディオラ政権で最も影響力を持つ選手」と高評価を与えている。
 
 今シーズンでとりわけ圧巻だったのが、8節のストーク戦で見せた約30メートルのスルーパスだ。
 
 デ・ブルイネは中盤でボールを奪うと、DFラインの裏へ抜けるレロイ・ザネに迷わずパスを出す。ボールは敵をすり抜け、ペナルティーエリア内に走り込むドイツ代表アタッカーの足元にピタリと入った。「今シーズンのベストアシスト」の呼び声が高いこのプレーには、「高精度のキック」と「視野の広さ」、チャンスと見て素早く仕掛けた「冷静な状況判断力」、誰もが予想しなかった場所にパスを通した「創造性」など、その凄みが凝縮されていた。
 
【関連記事】
【現地発】「花の都」を「炎の都」に。ネイマールはPSGの何を変えたのか?
【現地発】ピケを超一流選手にした「クールでアツい」性格

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ