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【鈴木大輔×岩政大樹#2】新鮮だった”スペインの守備”。チームメイトにも説教されて…

カテゴリ:海外日本人

岩政大樹

2017年08月22日

「マークに付きなさい」と指示されたら、日本人は相手選手とゴールの間に立つけど…。

センターバックとサイドバックをこなすなかでポジショニングの妙を学んだ。(C)NACTIC

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鈴木 まず、サイドの選手が仕掛けます。ポゼッション主体のチームでも、スペースが空いてるのに運ばなかったり、サイドが仕掛けずに後ろに戻したりすると、ほとんどの選手が怒って「前につけろ」と要求が飛びます。
 
岩政 やっぱり、ピッチ内ではそれぞれが要求しているんですね。練習内容に日本との違いは?
 
鈴木 そんなに変わりません。ポゼッションしたり、ゲーム形式をしたり、相手のフォーメーションに合わせて守備を確認したりです。
 
岩政 監督やコーチの指示はどうですか?
 
鈴木 守備について言われることが多く、特にポジショニングの指示は細かいです。攻撃のサポートはみんな身体に染みついているんですが、守備は90分間集中力がもたない選手が多い。だから、うるさく言い続けるんだと感じました。
 
岩政 ポジショニングの指示は具体的に言うと?
 
鈴木 一番言われるのは逆サイドの絞りと、ラインコントロールのタイミングです。印象に残っているのは、3バック採用時の指示でした。日本の3バックはウイングバックも含めて後ろに5枚が並ぶチームが多いですが、ナスティックは守備の時に4バックになるんです。3バックの両サイドがサイドバックみたいな動きをして、前にプレッシャーを掛けにいく。だから基本的に引かない。そのポジショニングは勉強になりました。
 
岩政 なるほど。鈴木選手は右のセンターバックでしたね?
 
鈴木 右をやっていましたが、真ん中も左も割と全部やりました。
 
岩政 どこのポジションでも、大事なのは、状況に合わせたポジショニングですよね。
 
鈴木 それは監督にもよく言われます。
 
岩政 最近、よく考えるんです。育成年代から取り組んでいかないと、ポジショニングの感覚は育たないなと。スペインでのプレーする鈴木選手は、どういう伝え方をすれば、日本人にも感覚が身につくと思います?
 
鈴木 自分もそうでしたが「マークに付きなさい」と指示されたら、日本人は相手選手とゴールの間に立ちます。でも、相手の前に立ってパスコースを切るのもマーク。そう言われたのが新鮮でした。日本には、その感覚があまり無いかなと。
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