その後も04-05、06-07シーズンにCL決勝へ進出し、後者ではリバプールにリベンジを果たして優勝。欧州王者として同年冬のクラブワールドカップに出場し、横浜での決勝でボカを下して世界の頂点に立ったが、この一戦でネスタは貴重なゴールも決めた。
一方、セリエAでは03-04シーズンに圧倒的な強さでスクデットを勝ち取り、10-11シーズンにはインテルの6連覇を阻んでいる。
このように、ラツィオ、ミランで国内外のタイトル獲得に貢献したネスタだが、イタリア代表としても、栄光を手にしている。
飛び級で十代の頃からU-21代表に名を連ねた彼は、EURO96でA代表の一員としてメンバー入りを果たすも出場はなく、代表初キャップはその年の10月、モルドバ戦で刻んだ。
ここでもすぐに主力となったネスタ。ファビオ・カンナバーロとのCBは鉄壁さを誇り、世界中のアタッカーに怖れられた。“動”のカンナバーロと“静”のネスタは最終ラインで見事なコンビネーションを見せ、長くアズーリの名物ともなったのである。
しかし、この2人をワールドカップの舞台で長く見られることはなかった。ネスタがことごとく怪我に見舞われたためだ。98年フランス大会ではグループステージ3戦目のオーストリア戦で負傷。これで彼の初めてのW杯が終わってしまった。
ここでの怪我は、大会後のセリエAでもネスタに長期欠場を強いるものとなり、彼を欠いた11試合でのラツィオの戦績は3勝5分け3敗。その後、快進撃を見せるも、最終節を前に力尽きて首位から陥落したラツィオが、イタリア・サッカー連盟に賠償を求めたことは大きな話題となった。
続く02年日韓大会では、2戦目のクロアチア戦で負傷して以後の出場は不可能となり、早期敗退の要因に。そして06年ドイツ大会でも、グループステージ最終戦のチェコ戦で怪我に倒れた。
この後、彼の代役を務めたマルコ・マテラッツィが、良い意味でも悪い意味でも脚光を浴びながら、イタリアの24年ぶりの世界制覇に貢献。ネスタにとっては、複雑な思いの残る戴冠となった。
一方、EUROでは怪我に見舞われることはなかったものの、2000年ベルギー・オランダ大会では決勝に進むもフランスに後半終了間際の同点を許し、悪夢の延長戦負け。そして04年ポルトガル大会では良さを出せないままグループステージ敗退を喫している。
タイトルは手にしたものの、クラブレベルでのように大舞台で力を出し切ることのないまま、ネスタは07年にアズーリのユニホームを脱いだ。
そして数々の栄光を手にしたミランとは、12年に別れの時を迎える。引退も噂された彼が新天地に選んだのは、北米のMLS。モントリオール・インパクトで2シーズンを過ごし、13年にカナディアン・チャンピオンシップ優勝に貢献して現役生活を終えた。
その翌年、インド・スーパーリーグのチェンナイインで現役復帰を果たすも、1シーズンでユニホームを脱ぎ、今度こそ本当に栄光のキャリアに幕を下ろしたのだった。
15年9月、あのパオロ・マルディーニが共同オーナーを務める、NASLのマイアミFCで監督業をスタートすることを発表したネスタ。ピッチ上の最終ラインからベンチに仕事場を移した新米指揮官は、今でもその頭脳を駆使してチームをコントロールし続けている。
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