J１リーグ1stステージ・13節
ジュビロ磐田-ヴァンフォーレ甲府
５月21日（土）／14:00／ヤマハスタジアム
 
ヴァンフォーレ甲府
1stステージ成績（12節終了時）：13位　勝点12　２勝６分４敗　15得点・19失点
 
【最新チーム事情】
●ナビスコカップの神戸戦で、接触プレーにより稲垣が右足首を痛める。
●新井、黒木、保坂が戦線離脱しているなか、B・セレスキーも体調不良を訴えるなど、ボランチは苦しい状況。
●２月のTM（非公開）、４月のナビスコカップと、磐田には連敗も、「前回対戦時は、内容は改善していた。磐田には大量失点した試合もあるので、そういった隙を突きたい」（佐久間GM兼監督）と意気込む。
 
【担当記者の視点】
　主力に負傷者やコンディション不良が相次ぎ、「非常事態」とも言える状況だ。５月18日に行なわれた神戸とのナビスコカップでは、B・セレスキーが体調不良、稲垣が右足首を捻挫しそれぞれ途中交代を余儀なくされるなど、負の連鎖は続いている。
 
　前節の名古屋戦では保坂、黒木が負傷離脱と、とりわけボランチの台所事情は危機的状況。磐田戦では、右ウイングバックを主戦場とする橋爪、稲垣のコンビが先発すると見られるが、後者が抱える怪我の状況次第では、人選の再考を迫られる可能性もありそうだ。
 
　いずれにせよ、ここ６試合（５分１敗）勝利から見放されている事実からも勝点３を積み上げておきたいが、小林祐やアダイウトンら前線にタレントを擁する相手に劣勢は覚悟すべきだろう。そのなかで、佐久間GM兼監督が「隙を突きたい」と言うように、相手が前がかりに来たところで、敵のスペースを効果的に突きたい。