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“デカくて動ける”190センチのCB。ブレイク必至の大津・五嶋夏生はあふれる涙をこらえ切れず「勝たせられるキャプテンになりたい」

カテゴリ:高校・ユース・その他

松尾祐希

2024年02月23日

「最終的な目標は全国制覇すること」

 身体能力を鍛える作業は簡単ではなく、時間がかかるのは自明の理。徐々に出番を失い、夏以降は1年生チームでプレーする時間も増えた。

 ただ、この経験が今に生きている。同級生たちとプレーする機会がリーダーシップを育んだのだ。元々、口数が多いタイプではなく、朴訥なところもあったのだが、先頭に立ってチームを引っ張った経験が責任感を芽生えさせた。

 そして、プレー面でも課題と向き合った。トップチームで通用しなかったフィジカルを徹底的に鍛え上げ、フットワークや筋力を強化して“デカくて動ける”CBに。「積極的に取り組んだので、ちょっとずつだけど、成長できている実感がある」と本人も手応えを口にするほど、見違えるように逞しくなった。
 
 昨季はレギュラーとしてプレーし、プレミアリーグだけではなく、インターハイや選手権も経験。DFとして多くの舞台で戦い、ひりつくような展開を味わえた。その財産は何事にも代え難く、今季を戦ううえでプラスになったのは間違いない。

 今季の高校サッカー界において、目玉のひとりになる可能性は十分にある。「九州大会が最後ではない。自分たちの最終的な目標は全国制覇すること。この目標を常に掲げ、経験を次に繋げるしかない」と言い切った注目株は敗戦の悔しさを糧にし、世代別代表や高卒でのプロ入りを目ざして研鑽を積む。

取材・文●松尾祐希(サッカーライター)

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