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岡崎慎司の運動量と献身性がキーポイント! プレミアリーグで首位を走る"レスター式"カウンターの妙とは?

カテゴリ:ワールド

清水英斗

2016年03月15日

前線の流動性をベースにした戦術変更が、岡崎にも恩恵を与えた。

岡崎(20番)とバーディー(9番)の2トップがヒット。スペースを活用するムービング・カウンターの採用によって、飛び出し型FWの共存が可能になった。(C)Getty Images

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 開幕前に電撃解任された前任者、ナイジェル・ピアソンは、フィジカルとパワーに長けたレオナルド・ウジョアをCFに置き、技術とスピードに長けたヴァーディーをセカンドアタッカーに起用したが、ラニエリはヴァーディーをCFへコンバート。一発で裏を取ったり、動きながらボールを引き出したりと、前線の流動性をベースにした。

 この修理が大ヒット。ヴァーディーはスペースを食い尽くす"カウンターの魔物"となり、前半戦では11試合連続ゴールと、ルート・ファン・ニステルローイを抜くリーグ新記録を打ち立てた。
 
 この戦術方針は、岡崎慎司にも恩恵を与えた。ラニエリが示すムービング・カウンターにおいて、奪ったボールは1トップに当てるものではない。直接、裏のスペースへ放り込むか、2トップの片方がサイドに流れて縦パスを呼び込む。飛び出し型のヴァーディーと岡崎を2トップに並べる共存策が可能になった。
 
 またこの場合、岡崎の運動量と献身性がキーポイントになる。レスターは相手チームが最終ラインでボールを持つ時は、4-4-2でディフェンスをするが、そこから中盤へボールを運ばれると、4-4-1-1へ移行する。ヴァーディーを最前線に残し、敵ボランチを岡崎がチェックする形だ。

 中盤をカバーできる岡崎の走力がなければ、相手ボランチをフリーにしてさらに深く押し込まれるか、左右に振られ続けてしまう。いずれにせよ、カウンターに出るための距離、体力を確保できない。
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