前線の流動性をベースにした戦術変更が、岡崎にも恩恵を与えた。
開幕前に電撃解任された前任者、ナイジェル・ピアソンは、フィジカルとパワーに長けたレオナルド・ウジョアをCFに置き、技術とスピードに長けたヴァーディーをセカンドアタッカーに起用したが、ラニエリはヴァーディーをCFへコンバート。一発で裏を取ったり、動きながらボールを引き出したりと、前線の流動性をベースにした。
この修理が大ヒット。ヴァーディーはスペースを食い尽くす"カウンターの魔物"となり、前半戦では11試合連続ゴールと、ルート・ファン・ニステルローイを抜くリーグ新記録を打ち立てた。
この戦術方針は、岡崎慎司にも恩恵を与えた。ラニエリが示すムービング・カウンターにおいて、奪ったボールは1トップに当てるものではない。直接、裏のスペースへ放り込むか、2トップの片方がサイドに流れて縦パスを呼び込む。飛び出し型のヴァーディーと岡崎を2トップに並べる共存策が可能になった。
またこの場合、岡崎の運動量と献身性がキーポイントになる。レスターは相手チームが最終ラインでボールを持つ時は、4-4-2でディフェンスをするが、そこから中盤へボールを運ばれると、4-4-1-1へ移行する。ヴァーディーを最前線に残し、敵ボランチを岡崎がチェックする形だ。
中盤をカバーできる岡崎の走力がなければ、相手ボランチをフリーにしてさらに深く押し込まれるか、左右に振られ続けてしまう。いずれにせよ、カウンターに出るための距離、体力を確保できない。
この修理が大ヒット。ヴァーディーはスペースを食い尽くす"カウンターの魔物"となり、前半戦では11試合連続ゴールと、ルート・ファン・ニステルローイを抜くリーグ新記録を打ち立てた。
この戦術方針は、岡崎慎司にも恩恵を与えた。ラニエリが示すムービング・カウンターにおいて、奪ったボールは1トップに当てるものではない。直接、裏のスペースへ放り込むか、2トップの片方がサイドに流れて縦パスを呼び込む。飛び出し型のヴァーディーと岡崎を2トップに並べる共存策が可能になった。
またこの場合、岡崎の運動量と献身性がキーポイントになる。レスターは相手チームが最終ラインでボールを持つ時は、4-4-2でディフェンスをするが、そこから中盤へボールを運ばれると、4-4-1-1へ移行する。ヴァーディーを最前線に残し、敵ボランチを岡崎がチェックする形だ。
中盤をカバーできる岡崎の走力がなければ、相手ボランチをフリーにしてさらに深く押し込まれるか、左右に振られ続けてしまう。いずれにせよ、カウンターに出るための距離、体力を確保できない。