ミスも多く好調時のフォームからは程遠かったのは事実だが…。
ブンデスリーガ第26節のドルトムント対マインツ戦。スタジアムを訪れていたファンが心筋梗塞で急逝するという悲劇が起きたなかで、国内リーグでは3試合ぶりとなるスタメンに名を連ねた香川が1ゴールを決め、チームの勝利に貢献を果たした。
【試合レポート】ドルトムント 2-0 マインツ
4-3-3システムの右インサイドハーフとしてピッチに立った香川は2分、6分と高い位置で攻撃に絡む。しかし、いずれもラストパスの精度を欠き、味方のシュートシーンを演出するには至らない。すると、徐々に試合から消える時間が増えていく。
縦パスを引き出しても相手DFにあっさり潰されるなど、なかなかリズムに乗れない香川が好プレーを見せたのは32分だった。
中盤でフンメルスからのフィードを受けると、鋭い反転から左サイドを駆け上がるシュメルツァーに好パスを供給する。組み立ての局面で輝きを放つと、37分にもシュメルツァーに正確なサイドチェンジを通した。
1-0とリードした状態で迎えた後半、香川は4-2-3-1のトップ下にポジションを移行。すると、いきなり持ち味を発揮する。
ムヒタリアンとのパス交換からマインツの守備網を切り裂き、ペナルティーエリア内に鋭く侵入。飛び出してきたGKの牙城こそ崩せなかったが、得意のコンビネーションプレーから惜しい場面を作り出した。
だが、この日の香川はピリッとしない。前半同様にボールに絡む頻度が減少し、70分にようやく訪れたチャンスもフイにしてしまう。エリア内の右寄りでフリーになりながら痛恨のパスミスを犯し、サポーターの大きなため息を誘った。
ただ、フィニッシュの局面で精彩を欠いたのは香川だけではない。ムヒタリアンとロイスはそれぞれ決定機を逃し、得点源のオーバメヤンは好守を連発していたGKカリウスを前に沈黙。ドルトムントは一方的に押し込みながら、追加点を奪えずにいた。
このもどかしい状況に終止符を打ったのは香川だった。73分、オーバメヤンがゴール前に送ったパスに右足を合わせ、粘るマインツを引き離したのだ。
ボールを押し込むだけのイージーなゴールだったが、香川にとっては15節のヴォルフスブルク戦以来となる貴重な得点で、チームにとっても勝利を決定づける大きな一発となった。
味方との呼吸が合わないシーンやパスやトラップの乱れが散見され、好調時のフォームからは程遠かった香川。それでもフィニッシュという課題の克服に向けて、ひとまず目に見える結果を残せたのは大きいはずだ。
このシーズン5点目を起爆剤にして、上昇気流に乗れるか注目だ。
文:遠藤孝輔
【試合レポート】ドルトムント 2-0 マインツ
4-3-3システムの右インサイドハーフとしてピッチに立った香川は2分、6分と高い位置で攻撃に絡む。しかし、いずれもラストパスの精度を欠き、味方のシュートシーンを演出するには至らない。すると、徐々に試合から消える時間が増えていく。
縦パスを引き出しても相手DFにあっさり潰されるなど、なかなかリズムに乗れない香川が好プレーを見せたのは32分だった。
中盤でフンメルスからのフィードを受けると、鋭い反転から左サイドを駆け上がるシュメルツァーに好パスを供給する。組み立ての局面で輝きを放つと、37分にもシュメルツァーに正確なサイドチェンジを通した。
1-0とリードした状態で迎えた後半、香川は4-2-3-1のトップ下にポジションを移行。すると、いきなり持ち味を発揮する。
ムヒタリアンとのパス交換からマインツの守備網を切り裂き、ペナルティーエリア内に鋭く侵入。飛び出してきたGKの牙城こそ崩せなかったが、得意のコンビネーションプレーから惜しい場面を作り出した。
だが、この日の香川はピリッとしない。前半同様にボールに絡む頻度が減少し、70分にようやく訪れたチャンスもフイにしてしまう。エリア内の右寄りでフリーになりながら痛恨のパスミスを犯し、サポーターの大きなため息を誘った。
ただ、フィニッシュの局面で精彩を欠いたのは香川だけではない。ムヒタリアンとロイスはそれぞれ決定機を逃し、得点源のオーバメヤンは好守を連発していたGKカリウスを前に沈黙。ドルトムントは一方的に押し込みながら、追加点を奪えずにいた。
このもどかしい状況に終止符を打ったのは香川だった。73分、オーバメヤンがゴール前に送ったパスに右足を合わせ、粘るマインツを引き離したのだ。
ボールを押し込むだけのイージーなゴールだったが、香川にとっては15節のヴォルフスブルク戦以来となる貴重な得点で、チームにとっても勝利を決定づける大きな一発となった。
味方との呼吸が合わないシーンやパスやトラップの乱れが散見され、好調時のフォームからは程遠かった香川。それでもフィニッシュという課題の克服に向けて、ひとまず目に見える結果を残せたのは大きいはずだ。
このシーズン5点目を起爆剤にして、上昇気流に乗れるか注目だ。
文:遠藤孝輔
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