• トップ
  • ニュース一覧
  • 5発大勝のアルゼンチン戦に見る大岩ジャパンの完成度は? シームレスな可変は効果的で、個のキャラクターも活かされていた

5発大勝のアルゼンチン戦に見る大岩ジャパンの完成度は? シームレスな可変は効果的で、個のキャラクターも活かされていた

カテゴリ:日本代表

河治良幸

2023年11月20日

やや泣き所のCB

怪我から復帰した半田も好アピール。大岩監督の評価をさらに高めたはずだ。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

画像を見る

 パリ五輪の予選を兼ねる来年4月のU-23アジアカップに向けて、ディテールの詰めやセットプレーのデザインなどはブラッシュアップしていくはずだが、大事なのは誰が出ても一定の守備強度や攻撃の機能性を高いベースで出せることだ。

 そこに選手の個性をしっかり加えることができれば、3枠しかない切符を勝ち取るための十分なチーム力を発揮できるはず。

「おそらく3月のIMDで、最終予選の前にやれると思いますので、その時に最終予選に向かう選手としっかりとやるべきことを共有して、カタールに向かっていければ」

 そう語る大岩監督も、この段階でスタメンとサブを固めすぎることはないはず。今回の活動にしても、完全非公開のアルゼンチン戦のほうでアピールする選手は当然いるだろう。

 ただ、アルゼンチン戦で2得点と10番に相応しい輝きを放った鈴木唯や、今回はA代表の活動に行ったFW細谷真大(柏)、キャプテンマークを巻いたMF藤田穣瑠チマ(シント=トロイデン)など、コアになるべき選手たちはいる。

 現在は怪我により外れている斉藤光毅(スパルタ)が戻ってくれば、今回は佐藤と松村がアピールした左サイドも競争が激化してくる。
 
 また内野貴史(デュッセルドルフ)が途中離脱した右サイドバックでも、怪我から戻ってきた半田が2アシストとアピール。相手ディフェンスと鈴木唯に少し当たって松村に渡った4点目も実質的なアシストであり、もともと半田のポテンシャルを買っていた大岩監督の評価を高めたはずだ。

 現時点で、なかなか候補の選手たちが所属クラブでポジションを取れていないセンターバックはやや泣き所ではあるが、Jリーグの選手であればシーズンの最終盤とオフを経て、来シーズンの開幕からどこまでアピールしていけるか。

 言い換えれば、まだまだ多くの選手に可能性があるポジションで、U-20世代の選手にもチャンスはあるかもしれない。

 大岩監督は伸びてきた芽を見逃さないというモットーで取り組んできており、その基本スタンスは来年のアジア杯、さらに言えばパリ五輪に向けた最後の活動まで変わらないはずだ。

取材・文●河治良幸

【PHOTO】IAIスタジアム日本平に集結し、声援を送り続けたU-22日本代表サポーターを特集!
 
【関連記事】
「日本の育成は恐ろしい!」U-17代表がW杯GS突破、U-22代表がアルゼンチン撃破で中国メディアが驚愕!「W杯優勝は現実的。傲慢ではない」
「日本はクレイジーだ」「アルゼンチンを沈没させた」大岩ジャパンの強豪撃破に韓国メディアが驚嘆!「マスチェラーノ監督は大敗に衝撃を受けた」
日本代表のシリア戦スタメンは“ほぼ”明らかに。ただ、ひとつだけ「謎のポジション」がある
「謝罪動画をアップしろ!」「お前は試合に負けて人格でも負けた」ソン・フンミンに危険タックルのシンガポールMFに韓国サポから誹謗中傷が殺到「目立つための唯一の道だったんだろ」
「アジア最下位とは衝撃だ」U-17韓国代表、3戦全敗でW杯敗退に母国メディアも愕然!「インドネシアより勝点を得られず」

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト いざアジア王者へ!
    5月10日発売
    悲願のACL初制覇へ
    横浜F・マリノス
    充実企画で
    強さの秘密を徹底解剖
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト ガンナーズを一大特集!
    5月2日発売
    プレミア制覇なるか!?
    進化の最終フェーズへ
    アーセナル
    最強化計画
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ